対談:右脳的作品
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:右脳的作品を鑑賞したい。
右脳派はやはりフランスですか・・・。
店主:そういう一面もありますが、やはり作品自体ですかね。
まずはドビュッシーですね。
彼はバリバリの右脳作品を創作。
オペラ、ペリアスとメリザンドがおすすめ。
彼がこの戯曲に惚れ込んで創作。
掴み所はないが視覚、聴覚へ魅惑的に刺激してくる。
Aさん:玄人好みの作品ですね。
店主:でしたら夜想曲や牧神の午後への前奏曲なんてどうですか?
彼らしいこれぞ創作と断言出来る出来栄えです。
そしてフランスの二大巨頭・・・。
モーリス・ラヴェル。
Aさん:ボレロで有名ですよね。
店主:彼があっての展覧会の絵です。
ダフニスとクロエ、愛を描く大作。
その前年の作曲、夜のガスパール。
難易度の高い名曲ですね。
Aさん:ピノさんらしくワインの紹介もそうだけどズラリと並ぶね。
店主:そうだロシア物でストラヴィンスキーの花火。
これもインスピレーション豊かな小品です。
西洋人らしい花火です。
Aさん:脳を活性化するのが若さの秘訣。
小説でも音楽でも絵画でも様々に右脳を活性化したい。
ピノさんは右脳派だからね・・・。
店主:そうかもしれません。
芸術関係は興味が尽きませんね。
2018年6月17日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
イタリアオペラ:トスカと楽しむ。
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から素敵なマリアージュをご紹介致します。
イタリアオペラの最高傑作。
それがプッチーニ作曲のトスカです。
中学生の時、FMで伝説の歌手エンリコ・カルーソーの特集をやっていた。
中でも一つのアリアが心に残った・・・。
「星は光りぬ」である・・・・。
マリオ・カヴァラドッシの有名なアリア。
しかし、当時の私がわかるはずはない。
ネットもない時代・・・。
心の中で録音していた・・・。
そして随分あとになりプッチーニ作曲のトスカの第3幕、処刑されるカヴァラドッシが愛するトスカへの愛の歌であると知る。
2018年2月21日に行われたザルツブルク復活祭音楽祭
ティーレマン指揮、ドレスデン国立管弦楽団。
ザルツブルク祝祭大劇場。(奇抜な新演出でした。)
やはりティーレマンはシンフォニー指揮者ではない。
彼はオペラでその才能を発揮する。
ベルリン生まれでコレペティートアからの叩き上げ。
ドイツ物をはじめオペラを熟知する希有な存在。
著名コンクール出の金太郎飴ではないのである。
演奏時間は約2時間。
映画感覚で楽しめ展開がスリリングな愛のオペラ。
ワーグナーのくどくどした長編ばかり鑑賞している私には新鮮です。
第3幕、アレクサンドルス・アントネンコ扮するカヴァラドッシ。
出た〜クラリネットのあの旋律・・・。
カヴァラドッシの声量、質共に問題なし。
女性への愛の叫びは、やはりイタリアオペラに限る。
カ、ギ、ル〜!!
ブラボー!!、ブラボー!!
って、ワインはやはりイタリア物だ。
私のお気に入り土着品種ラクリマだ。
あの豊かな香りは常に胸が躍る。
濃縮度は大変に満足である。
オペラの演奏時間で満足に楽しめる。
まさに正統派マリアージュでした・・・・。
★ 2010 パラディーゾ
サン ロレンツォ
当店販売価格¥5,400(税込)
2018年6月14日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
日常風景の一コマ
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:私はベートーヴェンの第3番。所謂、英雄を高く評価しています。
店主:私も同感です。彼のシンフォニーは珠玉揃い。
中でも最後の交響曲は凄い凄すぎる。
第1楽章は神が創作したよう・・・。
ベートーヴェンは違う境地にいたと思う。
Aさん:そうだよね。
彼はこの時期はもう耳は聞こえない。
それでの創作だから巨星だよ。
店主:創作が絶好調な時は偉大な作品が生まれる。
フランスのドビュッシーが作曲した牧神の午後への前奏曲。鮮やかな色彩感覚は彼特有の美しさ。
ソナタ形式の作品ばかり鑑賞している私には、あの自由な発想に心が奪われました。
しかも演奏時間は、ほんの数分ですよ・・・、数分。
あの短時間であの見事な世界には驚愕ですよ驚愕・・・。
芥川龍之介の短編小説に通じる神業。
Aさん:そうです。
あの男は、ある意味問題男ですからね。
店主:そうですよね。
女性問題でピストル事件は確か2回。
今でしたら著名な音楽家の女性問題で大騒ぎ。
しかし、あの時代も騒動になりました。
ドビュッシーの友好関係は崩れた・・・。
悲しい事に創作能力と人間性は比例しない。
Aさん:わかるわかる・・・。
店主:私が好きな絵画があり、描いた人と会話をしました。絵の印象と随分と違い驚いた。
Aさん:モーツァルトも楽譜の所々に隠語が書かれていた何て聞く。
店主:クラシック音楽業界で有名ですよね・・・。
でもインスピレーションに繋がれば幸いです。
あっ牧神の午後への前奏曲とイタリアワイン。
お互い右脳勝負!!
これぞマリアージュでした。
ルッベッリアーノ コーネロ。
これはモンテプルチアーノ100%。
当店人気の品種です。
私が一押ししている品種です。
醸造方法でも個性が振れない。そこが私が買っている点です。
Aさん:ストレートな味わいでタンニンが上質ですよね。
店主:そうなんです。
生理的に早熟なのかもしれない。
安価なタイプも高級タイプも一定の安心感があります。
私は、この品種に頼ってしまう事が多い。
そのくらい、高く評価しています。
Aさん:それで、このワインの価格は?
店主:¥5,000円に税金でお願いします。
贈答にもいいですよ・・・。
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2018年6月12日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
ベートーヴェンとシャンパーニュ
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
店主:最近ベートーヴェンの第4番をパーヴォ・ヤルヴィとブロムシュテット指揮で並行鑑賞しました。
前者、ベルリン・フィル、後者はN響です。
パーヴォは現在、N響の音楽監督。
ブロムシュテットは数十年の関係です。
Aさん:そうだね。
ブロムシュテットはもう90歳位でしょ。
若いよね・・・。
羨ましいね〜。
店主:今でもベートーヴェンの最新の版を研究している。
以前、フルトヴェングラー時代と違うスコアを使っていると語っていた。
Aさん:それが若さの秘訣かね。
そうだ、ベートーヴェンの交響曲でも第4番は聴きやすいね。
軽快で溌剌している。
店主:そうです。色に例えるなら明るいグリーン。
ポルトガルのヴィーニョ・ヴェルデと合わしたい。
今、当店でも倍々の売る上げで貢献してくれています。
Aさん:しかもバリエーションに富んでいるね。
店主:実はそうなんです。
しかし微発泡なタイプが飛ぶように売れています。
Aさん:日本人には爽やかさがうけるんだね。
店主:そうですね。
実は昨日はヴィーニョ・ヴェルデではなく私シャンパーニュで合わせました。
アンドレ・クルエのロゼ。
これは品よくてGCブジーのピノ ノワールですのでポテンシャルが素晴らしいです。
余韻に僅かに果実由来の甘味を感じます。
それはそれは幸せな時です。
Aさん:価格はおいくらですか?
店主:当店販売価格¥7,974(税込)です。
シャンパーニュのロゼでこの価格なら合格だと思います。
Aさん:全くです。
ベートーヴェンとシャンパーニュは素敵です。
店主:贈答に使って頂きたい1本です!!
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2018年6月11日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
対談:未完の美しさ
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:未完成の作品。
どんな天才であれ生涯を閉じる・・・・。
創作途中で断念・・・。
様々な理由で未完成の作品はありますね。
店主:そうです。
モーツァルトのレクイエム。
オペラではプッチーニのトゥーランドット。
などたくさんあります。
しかし弟子や関係者が最後まで仕上げた作品もある。
まさに上記の2作品がその代表ですね。
Aさん:そうだね・・・。
しかし未完の作品も多いね。
店主:ブルックナーの交響曲第9番や有名なシューベルトのシンフォニーなどありますね・・・。
Aさん:未完の「美」を感じる。
店主:同意見です。
一口に「美」と言っても均整がとれた美しさ。
未完だからこその美しさとあります。
ブルックナーは終楽章がないから逆に美しい。
しかも前者的な「美」もあります。
そんな未完の「美」を感じるブルックナーをシューリヒト指揮、ウィーン・フィルで鑑賞しました。
ワインは気軽にアルゼンチンで合わせました。
Aさん:なんだか変わってるね。
店主:しかもシャルドネにトロンテスです。
Aさん:またまたオモロイ。
流石はピノさんだ・・・。
店主:怖れ要ります。
やはりトロンテスが効いています。
まだまだメジャーな品種ではありません。
Aさん:そう私もアルゼンチンワインで数種類だけ頂いた。
店主:根強いファンがいる繊細で美しい仕上がりになります。
深みのある名曲には意外と合うのです。
Aさん:そうですか、またまた勉強になりました。
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2018年6月11日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
対談:聴け、コンサート(パイプオルガンとチェロ)
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:何かおすすめのコンサートはありますか?
店主:静岡はクラシック音楽を聴く層が極薄。
その割にホールが多い・・・。これぞ箱物行政。
ホールのスケジュールは目も当てられない状態。
箱物と補助○・・・・?は一対・・・?
結果的に定番や初心者向きの作品が多くなる。
東京はオペラでも前衛作品でもチケットは直ぐに完売。
それには恐れ入ります・・・。
Aさん:そうだね、地方は曲目が固定化している。
チャイコのピアノ協奏曲第1番とかさ・・・。
店主:そうです。
しかし骨董の目利きと同じ、これはと思う演奏家や作品も時にあります。
Aさん:あるね、自身で常に感性を磨いているのが大切。
ゲルギエフや諏訪内晶子さんとか静岡で演奏情報があれば目利き的には、即チケット購入だね。
店主:そうです。
その時は必ず行っています。
来月はトン・コープマンのパイプオルガンのコンサートです。
13年ぶりの静岡公演です。
13年前も聴きましたが素晴らしかった。
彼はバロック音楽の権威です。
多彩な活動で指揮者や研究家としても有名。
バッハの前奏曲とフーガ 変ホ短調は必聴です。
Aさん:パイプオルガンはなかなか機会がないよね。
店主:そして9月はミッシャ・マイスキーのチェロ。
このコンサートは必ず行くべきです。Must、Mustです。
カザルス、ロストロポーヴィチに並ぶチェリストです。
Aさん:知っています。
ユダヤ系チェリストですよね・・・。
店主:娘さんも才能あるピアニストです。
バッハの無伴奏チェロ第1番。
チェロの旧約聖書に例えられる作品。
1本のチェロから広がる知の響きは格別以上。
心の奥から感動する私の大好きな作品です。
Aさん:いいですね。
私もそのコンサート行きたいと思います。
店主:私が愛するクラシック音楽は岐路にあります。
過去の重たい遺物になっている。
愛するクラシック音楽が斜陽している現状は悲しいです。
2018年6月8日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
書籍:西太后
毎月、数多くの書籍を乱読する私。
タイトルから興味が沸く場合や趣味から派生して購入する場合。
また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は人物。
★ 西太后
ユン チアン 著
川副智子 訳
講談社
おすすめ度:★★★★★
一言:とても素晴らしい1冊でした。
素晴らしい内容、訳者がまた良かった。
時の実力者が前為政者に汚名をかぶせる・・・。
身内であっても憎悪で狂気に走る場合もある。
豊臣秀吉が甥の秀次を切腹まで追い込んだのは事実。
まあ彼は主家筋である信孝とその母も葬った稀代の○人。
汚名では慈禧太后、所謂、西太后もそうなのかもしれない。
彼女は世界三大悪女の汚名を着せられた。
確かに光緒帝の側室であった珍妃を井戸に放り込む命令をしたのは彼女であった。
また、光緒帝の死も謎が多い・・・・。
映画ラストエンペラーで西太后の死の場面。
鑑賞している私の背筋が一瞬伸びた。
それ程に何か異様な光景であった。
しかし、この作品で彼女のイメージは大きく変わった。
知的で勇気、度量のある彼女。
清朝を滅亡させまいと西洋に見習う柔軟な姿勢。
それは大きな葛藤であった・・・。
纏足の廃止など悪い習慣を見直した。
科挙も時代に合わないと制度を変える。
叶わなかったが立憲君主国に変貌させる道程での死。
もしこの仕組みが成立していたらその後の歴史はどうなっていたであろう。
彼女は中世のままの清を近代化させる為に身を粉にして奮闘していた。
また芸術面でも京劇を芸術まで高める。
頤和園の造営は今日では名園となっている。
とても、とても面白い書籍でした。
これには川副智子さんの訳の素晴らしさにあると思う。
難しい感じは読み仮名と綿密な注釈がとても良かった。
2018年6月7日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
グルナッシュ100%ぜよ。
先日、生粋の高知のお客様がご来店。
不思議、尊敬する坂本龍馬と会話している錯覚に陥った。
方言は敵国のスパイに会話を理解させない為もあった。
またスパイ活動をしようと近づいても浮く存在になる。
戦国時代も幕藩体制下でも諜報活動は盛んであった。
静岡も語尾が特徴的で私自身は愛着があります。
やはり同じ郷土の言葉は相手に親近感を感じます。
面白いワインが続々入荷。
グルナッシュ100%。
産地は南豪州・・・・。
同州は同国の中でも銘産地を多く抱える。
バロッサ・ヴァレーを筆頭にアデレード・ヒルズ。
マクラーレン・ヴェイル、ラングホーン・クリーク。
などまだまだ素晴らしい産地がある。
中でもバロッサ・ヴァレーは象徴的。
特にシラーズは品質が高く世界中で人気。
今回はバロッサ・ヴァレーのグルナッシュ。
しかも100%のモノ セパージュである。
ブレンドされる事が多い品種を主役で起用。
これは試す価値があるんじゃないかい!!
★ 2017 メタ グルナッシュ
シュワルツ ワイン
当店販売価格¥4,570(税込)
75年と90年のVV。
天然酵母、86%全房醗酵。
勿論、天然酵母。
年間2000本の生産本数。
2018年6月1日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
対談:熱く語る、クラシック音楽
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
店主:先日、元ウィーン・フィルのコンマス、ライナー・キュッヒルが語っていた。
個性的な演奏家が少なくなった。
残念な事に、これは危機的だと・・。
Aさん:思います。
ですから往年の名演奏家ばかり鑑賞となる。
店主:コンクールで賞に輝いたお手本みたいな演奏家。
コンクールは金太郎飴を量産している正に優秀な工場。
指揮者ならやはりコレペティートアからの叩き上げに限る。
人間関係や作品の細部までこの下積みで研鑽。
Aさん:ベームもカラヤンもそう。
店主:最近はティーレマンが叩き上げです。
ですから彼はオペラもシンフォニーも得意。
ワーグナーの楽劇は素晴らしい。
それはコレペティートアで培ったものです。
Aさん:2015年のバイロイト音楽祭。
トリスタンとイゾルデは素晴らしかった。
店主:そうでしたね・・・。
この画期的な作品の素晴らしさを素直に表現していた。
Aさん:画期的と言えば幻想交響曲だね。
店主:そうですね、標題といい新しい楽器を導入。
しかしそれはベートーヴェンという先駆者がいてこそ。
第9はやはり後世の様々な芸術家に影響を与えた。
Aさん:ベルリオーズ、リスト、ワーグナー。
そしてブラームスなど名前を上げたら切がない。
店主:そういう意味でもやはり彼は素晴らしい。
芸術を為政者に認めさせたのもベートーヴェン。
Aさん:やはり作品は他に影響させる。
それが評価に繋がると思う。
店主:同感です。
2018年6月4日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
ドイツ リートの傑作
現代のストレス社会。
人それぞれの解決策がある。
私は品よくワインを楽しむ。
クラシック音楽を楽しむ。
下手なヴァイオリンを一心不乱に弾く。
読書に没頭する。
以上は私の場合・・・。
サーフィンの人・・・。
ダンスの人・・・。
ロックを聴く、演奏する人・・・。
それはその人の裁量である。
リヒャルト・シュトラウスの最晩年の作品。
四つの最後の歌。
これは私の心の霞を取り払ってくれる。
あの大作曲家がシンプルに作曲。
それでいて深く感銘を与える。
長く連れ添った夫人への愛情。
これから起こる人生への旅立ち。
また、生への憧れ・・・。
ドイツ・リートの傑作でしょ。
初演は1950年2月22日、ロンドン。
フルトヴェングラー指揮。
キルステン・フラグスタートのソプラノ。
その時のライブ録音。
音質は、悪いが雰囲気を堪能出来る。
ワーグナー歌手として一世を風靡したフラグスタート。
声質は全盛期とはいかないが、またそれがいい。
芸術の素晴らしさは、まさにそこである。
わかるかな?
詳細は【クリック】2018年3月
対談:クラシック音楽っていいね。
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:昔は〜指揮者っていたよね。
所謂、大家とか権威・・・。
例えばブルックナー指揮者はチェリビダッケとか。
店主:そうでしたね・・・。
オイゲン・ヨッフムとかギュンター・ヴァント。
他には朝比奈隆とかがその部類ですね。
Aさん:指揮者には向き不向きがある。
フルトヴェングラーはブルックナー向きではない。
ピノさんには言いづらいけれど・・・・。
店主:いいですよ、気を使わなくても。
勿論、私はフルトヴェングラーが一番です。
しかしブルックナー向きでないのは理解出来ます。
ブルックナーをロマン派的に演奏するとバランスが崩壊する。
その点、チェリなんかは上手です。
Aさん:ピアニストでもショパン向きと不向きが存在。
ディヌ・リパッティやフランソワなんかショパン弾き。
日本人なら仲道郁代さんがそうかな・・・。
店主:わかります。
グールドはやはりバッハがいいですからね。
今の演奏家はレパートリーに幅があります。
様々な作品を演奏しなくてはならない環境下です。
それは如何にも資本主義的。
カルロス・クライバーは晩年は数種類しか指揮しなかった。
晩年といっても彼は途中でその以前にほぼ引退した。
親交があったムーティーはカルロスはあらゆる作品が頭に完全に入っていたと言っていた。
Aさん:クライバーは神経質であったからね。
店主:ミュンシュは幻想交響曲を得意としていたように、これはこの指揮者とわかると面白い。
クラシック音楽を聴きたいけれど難しいと思われている人にその点を言いたい。
得意、不得意がありこの作品にはこの演奏家が存在する。
通が認める名演がある。
例えばベートーヴェンの第9番。
これはフルトヴェングラー指揮。
バイロイト祝祭管弦楽団。
1951年7月29日のライブ録音。
Aさん:不滅の名演です。
2018年5月31日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
カリフォルニアを試すべき。
高額帯ワインが続々入荷。
まずはハイジパレットがコンサルのパラダイム。
当店扱いのアミューズ・ブーシュでその実力を魅せていた。
ナパ・ヴァレーの一等地。
それがオークヴィルである。
日本で例えるのなら銀座4丁目かな・・・・。
それこそ有名高額ワインを生み出す地域。
しかしパラダイムはそれらと比較してまだ手頃。
あのパリスの審判以前に畑を購入。
それが価格の安定感に貢献したのだ。
それでは!!
★ 2014 メルロー
パラダイム
メルロー94%、CS6%
当店販売価格¥10,890(税込)
そして買いやすいお値段!!
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★ 2015 フリークショー CS
マイケル デイビット
CS90%、プティ・シラー10%
当店販売価格¥4,026(税込)
最近ローダイ産のワインがいい。
ソノマ、ナパより内陸で面白いテロワール。
しかも最高の銘醸地より価格は下がる。
マイケル デイビットはジンファンデル。
そうこれで全米NO1のジンファンデルに躍り出た。
しかし、私の目線は違う。
この言い方は語弊があるかもしれない。
ZNもいいが他も素晴らしい。
CSは落ち着いた味わい。
煮詰めたベリー系の香り。
チョコ、モカのニュアンス。
時間と共に物語は進み。
まるで小説の様なワインに仕上がっている。
2018年5月29日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店