芸術的マリアージュ
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から素敵なマリアージュをご紹介。
ドミートリイ・ショスタコーヴイチ。
クラシック音楽の歴史上、偉大な作曲家の一人。
また私が知る作曲家の中でも孤高の天才。
彼はスターリン下のソ連で活躍した。
抑圧された環境での創作活動は極めて困難。
ある時は権力に迎合。
またある時は批判的。
中々、気持ちの奥底を表さない人物として有名。
さらけだした瞬間に消される世界であるからだ。
ジターノフ批判にさらされ背水の陣で臨んだ。
芸術家としても一人の人間としてもである。
それが、交響曲第5番ニ短調である。
批判は完全な勝利へと変わった。
しかし実は彼流の批判に満ちた作品である。
合わせるワインは真逆がいいですね。
そう、ですから新世界といきたい。
しかもナパ最高峰のワイン。
素晴らしいラッドだ!!
★ クロスロード CS
当店販売価格¥13500(税込)
瞬殺間違いなし。
当店目利きのお客様は素早い!!
ナパ・ヴァレーの銘醸地オークヴィル。
錚々たる顔ぶれが集まる貴重な産地。
CS100のモノ・セパージュ。
モノ・セパージュの最大の長所はテロワールを素直に感じる。
飲み手も素直な気持ちで対峙する。
オークヴィルらしい厚みのある果実味に上品さ。
まさしく高嶺の花を味わう。
最高のマリアージュでした。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/aaaaaaaaaaaaaahuhhuas.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/aaaaaaaaaaaaaahuhhuas.jpg" alt="aaaaaaaaaaaaaahuhhuas.jpg" border="0" width="296" height="296" />
2019年8月9日
チリワイン
ワイン専門店ピノ ノワール。
ワインの種類は縦横無尽。
ですから毎日来ても飽きない。
飽きさせない・・・!!
暑いですね・・・。
心身共に疲れます。
そんな時はワインで癒されたい。
そんな声が届きます・・・。
でしたらこのワインを飲め!!
チリのテロワールを知り尽くした男。
ペドラ・パッラが手掛ける日本限定。
当店の多彩な人脈を活用し入荷となる。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/bbbbbbbbbbbbbbsass.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/bbbbbbbbbbbbbbsass.jpg" alt="bbbbbbbbbbbbbbsass.jpg" border="0" width="296" height="296" />
★ PMG シラー
チリ セントラル・ヴァレー
当店販売価格¥1690(税込)
当店人気のグールムは入荷すると即完売。
この状態は嬉しい・・・。
値段もチリの中ではお高い。
今回は入門編として楽しんで下さい。
最近のチリシラは上品さが備わった。
【チリ旨公式】
濃厚+エレガント、しかもお手頃。
お待ちしております。
2019年8月8日
これはお勧め!!
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私からのお勧めです。
まずは迷うがクラシック音楽からにしよう・・・。
演奏年代は古いがある女性ヴァイオリニスト。
しかも女性ヴァイオリニストの先駆けだ・・・。
それがジネット・ヌヴーです。
因みにピアニストの女性先駆者はシューマンの奥さんのクララ。
演奏だけを聴けば・・・・。
体躯の素晴らしい男性が弾いていると思うだろう。
G線のあの野太い音色・・・。
充実したトーン。
精神性が高くまた歌いきる。
あの事故だけがなければ彼女のキャリアは凄かっただろう。
私はヴァイオリンを習っていたので、大変お世話になったカール・フレッシュの教本。
彼に才分を認められ無償で習う。
★ シベリウス
ヴァイオリン協奏曲
1945年11月21日 ロンドンにて
偉大なコンチェルト。
北欧の霊感漂うアグレシッブな作品。
難解のなパッセージがこれでもかと連続する。
ヴァイオリニストとオケが一体となる。
愛国心あるシベリウスらしく鼓舞する終楽章。
場面一つもスキのない完成品だ。
この演奏は長時間に及んだ。
しかし演奏は巨大で充実している。
そして情熱のお国スペイン。
様々な文化が積み重なった歴史の国。
また世界を制覇した時代もある。
スペイン品種の雄テンプラニーリョ。
けっこう味わいの幅が広い。
ですから多様な表情がある。
眼力が大切である!!
★ 2016 コディセ ティント
テンプラニーリョ100%
スペイン カスティーリャ・ラ・マンチャ
当店販売価格¥2290(税込)
濃厚エレガント系・・・。
テンプラニーリョはアメリカンオーク樽と相性がいい。
樽感が絶妙に加わり複雑さを醸す。
中域の充実感や広がりも素晴らしく余韻の長さに繋がる。
2019年8月5日
オペラとワイン
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から大人のマリアージュ・・・。
お盆休みが近いですね。
当店は通常営業です・・・。
お休みにワインとオペラ鑑賞どうです?
リヒャルト・ワーグナーのニーベルングの指輪。
第2作ヴァルキューレ。
演奏時間は約4時間。
ですから毎夜分割で鑑賞。
まあ、指輪自体は15時間の作品ですからね。
本場バイロイトでは休み1日をとり6日が必要。
私は第3幕のヴォータンの告別が好き。
デタラメな主神ヴォータンも智女神エルダとの子供ブリュンヒルデは愛しいのだ。
しかも長丁場を我慢。
ち、違う、楽しんでくるとさすがに感極まる。
今回はヴォータンにハンス・ホッター。
ブリュンヒルデはビルギット・ニルソン。
ゲオルク・ショルティ指揮、ウィーン・フィル。
そしてワインはスペインだ!!
★ フィンカ モナステリオ
バロン デ レイ
テンプラニーリョ主体
CS
当店販売価格¥4886(税込)
スペインは多彩な味わい。
しかし意外と玉石混淆状態。
ですから信頼があるショップで購入がいい。
ワーグナーの雄弁にはワインも然りだ。
味わいに展開があり素晴らしい。
煮詰めた香りにエスプレッソやバニラのニュアンス。
フレンチオーク樽(新樽100%)での模範例。
上品さも兼ね備えオペラに添う。
2019年8月5日
バローロ三昧
イタリアワインは多彩。
ソムリエがいるお店で助言を受ける。
これがおいしいワインに出会える秘訣。
当店では百戦錬磨のソムリエがお手伝い。
気軽に笑顔でニコニコ対応。
ピノさんの笑顔が素敵って、ある女性?
これは夢なのか願望なのかは私のみ知る。
そんな感じで日々ワイン道に邁進。
イタリアワインの最高峰。
ソムリエ試験の勉強で最初に覚える。
と言うか、その前にガンガン飲んでたけど!!
私の家飲みバローロ。
それがGDヴァイラ・・・。
そう言えばGG佐藤さんは印象深いな〜。
値段もお手頃ですから当店人気。
マリオ・マレンゴ
素晴らしいバローロを知る近道!”!”
たった0.45haの生産本数が少なく貴重。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/saaaaaaaaaaaaaakoksoaksasas.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/saaaaaaaaaaaaaakoksoaksasas.jpg" alt="saaaaaaaaaaaaaakoksoaksasas.jpg" border="0" width="296" height="296" />
昔は某輸入元であったエットーレ。
秘めたポテンシャルは長期熟成も可能。
元詰めは1993年と意外と最近だ。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaakok.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaakok.jpg" alt="aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaaakok.jpg" border="0" width="296" height="296" />
あなたのセンスが光る贈り物としても活躍!!
2019年8月4日
デザイン派!!!!!!
ワイン好きが集まるのがワイン屋。
常にクールで無口な店主・・・?
10年に一度、場面を考えて大ギャグ。
これがうけない・・・。
しかしワインの美味しさはうけている。
暑いの〜
じいは疲れた。
「困るではないかじい。」
「老中の役目を果たしてくれ!!」
と江戸の殿様と長年の側近の会話?
「本国へ帰りたいの〜!!」
「お察致します、皆帰国を望んでおります。」
こんな感じなのかな〜
歴史好きな私は日々空想&妄想&夢心地。
空想ではなく現実に入荷。
グルナッシュ入荷です。
ピンクなデザイン・・・。
手頃な価格で味よし。
次世代の人気品種でしょ。
気軽に!!
気軽にお越し下さい!!
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/aaaaaaaaaaaaaaaaaahuhahsasasa.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/aaaaaaaaaaaaaaaaaahuhahsasasa.jpg" alt="aaaaaaaaaaaaaaaaaahuhahsasasa.jpg" border="0" width="296" height="296" />
そしてメルロー。
私はメルロー派って人多い。
そうだよメルロー。
完全にいい人に徹している。
それがメルロー君だ。
夏での活躍間違いなしだね。
2019年8月2日
俺はマスさんが好きだ好きだ!!
当店人気のマスさん・・・。
常連様も私もあの人もこの人も。
あそこの人もそんな人も。
学者も指揮者も社長も・・・。
学校を右に曲がって左に曲がってご苦労さん。
ではなくその先のお宅も・・・。
ジャン・クロード・マスが好き。
ゴルバチョフ書記長で100回言って!!
ご苦労様・・・。
早く紹介して・・・。
ジラサナイデ・・・。
わかりました!!
★ シェ マス!!
南フランス
グルナッシュ ノワール主体
シラー ピノ ノワール マルセラン
ワインの品種は多彩。
人気の品種は限られている。
しかし次世代のスターは必ずいる。
シラーの次はグルナッシュじゃないのかい。
そして白・・・。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/bbbbbbbbbbbbdwdwdwd.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/bbbbbbbbbbbbdwdwdwd.jpg" alt="bbbbbbbbbbbbdwdwdwd.jpg" border="0" width="296" height="296" />
☆ シェ マス!!
ヴィオニエ主体
ヴェルメンティーノ、マカベオ
SB、コロンバール、ピノ グリ
コンドリューとして確立されたヴィオニエ。
しかしね〜・・・・。
お値段は高いよね・・・・・。
あの美しい香りは感動するけどね。
しかし最近、新世界を中心にヴィオニエが素晴らしい。
素晴らしいとは味わいと価格・・・。
価格が破格にお安い・・・。
お試しあれ!!
2019年8月1日
ベートーヴェンのフィデリオと楽しむ
ワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介。
クラシック音楽とイタリアワインは合わせやすい。
多彩なイタリアワインは選択の幅が広いからだ。
また多彩な産地故にソムリエがいる店で購入。
助言を求め購入したい。
2015年ザルツブルク音楽祭。
8月4日、ベートーヴェンのフィデリオ。
これは偉大なベートーヴェン唯一のオペラ。
指揮はフランツ・ウェルザー・メスト。
ウィーン・フィル。
オーストリアを代表する指揮者メスト。
インテリ家系出身で見るからに知性の塊。
2014年ザルツブルク音楽祭では、ばらの騎士。
言わずと知れたR・シュトラウスのオペラ。
なかなかいい演奏でした。
メストの演奏は数々聴いた。
ブラームスの小品から大曲まで・・・・。
しかし決して面白い演奏ではない。
がっかりする内容が多い・・・・。
今回のフィデリオも安全運転であった。
ですが、このオペラは素晴らしい。
オペラ史上の大救出劇に思う。
時代を考慮したら絶対王政への批判なのか!!
と、やはりおいしいワインがいい。
★ 2016 センツァ ランコーレ
サンジョヴェーゼ、メルロー
プティ・ヴェルド
イタリア トスカーナ
以前、ポレッティの手掛けるランコーレで感動。
涙はでないものの私の機微に触れた。
流石はアンドレア・パオレッティである。
数々の偉大なワインに携わった伝説の人物。
そのランコーレのセカンドが入荷。
当店の人脈筋から貴重なセカンドである。
自由な発想がランコーレの生命線。
その理念はセカンドでも垣間みれる。
ベートーヴェンのフィデリオの理念と合う。
レオノーレの尽力が報われフロレスタンが解放される。
そんな気分とは絶妙なマリーアジュだ。
2019年7月29日
ブラームスに片思い・・・。
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
中でもベートーヴェンとブラームスは大好き。
私、没頭し過ぎて三度の飯も忘れて聴く時多々あり!!
私はブラームス偏愛人間。
財布もTシャツもパンツもブラームスの絵柄。
ってことはありませんが・・・。
しかし自他共に認めるブラームス熱愛人間だ。
彼は若い頃はイケメン。
音楽教室で重く構える肖像画。
あれがイケナイ。
あれでは女子学生が引いてしまう。
「ブラームスのヒゲが怖い〜」
「あの目つきが怖い〜」
「あの服がダサイ〜」とかさ・・・。
ヨハネス・ブラームスの若き頃にしてくれ。
誰しも若い写真がお気に入りである。
彼って努力家なのよ・・・。
最初のシンフォニーは約20年の歳月。
恩人シューマンの未亡人クララ・・・。
相思相愛にも関わらず結婚はしない。
内向的な彼だって交響曲第2番のように朗らかな作品も残す。
しかも短期間に作曲した。
莫大な印税を生んだハンガリー舞曲集。
ドボルザークはブラームスの尽力で活躍。
ブラームスは作風の違う彼を偏見せずに紹介。
ドボルザークもスラブ舞曲集でガッポリ。
大親友ヨアヒム。
彼は歴史上偉大なヴァイオリニスト。
ある理由でブラームスは仲たがい・・・。
そこで創作されたのがドッペルコンチェルトだ。
所謂、二重協奏曲・・・。
ヴァイオリンとチェロそしてオケとなる。
ブラームスはヨアヒムに助言を求め完成させた。
情熱と情緒ある作品で傑作の誉れが高い。
私も頻繁に鑑賞します・・・。
そしてレクイエム・・・。
傑作中の傑作・・・。
若い頃の作品ながら天才の片鱗も魅せる。
ルターの訳の聖書からである。
私はディースカウとシュヴァルツコップ。
クレンペラー指揮が愛聴盤である。
身の回りの世話をした女性がお金に困らないように手配。
彼は創作活動で得た潤沢な資金がありました。
著作が完全に機能していた。
金策に走るモーツァルトとは時代が違うのだ。
彼は周囲の人に気を配り永眠しました。
2019年7月
気軽に楽しめるね・・・・。
天気に左右されずにワインを楽しみたい。
気軽に楽しむ旨安ワイン・・・。
お手頃で満足度が高いのが特徴です。
まずは中部イタリアのアブルッツォ。
品種は中部イタリアの雄モンテプルチアーノ。
人に例えるのなら・・・。
親近感を感じる身近な人かな・・・。
少し踏み込むとわかりやすい人ともなる。
まあまあ飲んでみて・・・・。
CSやシラーズは苦手何て人もいます。
そんな方にはお勧めしております。
また自然派ワインですと追記。
そしてスペイン・・・。
独自の文化を持つカタルーニャ。
あのチェリスト、カザルスの出身地。
何故、カザルスはチェロで平和を願ったのか。
それは同州の置かれた歴史的背景がある。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/aaaaaaaaaaaaaaaaaaajisjisjaisjas.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/aaaaaaaaaaaaaaaaaaajisjisjaisjas.jpg" alt="aaaaaaaaaaaaaaaaaaajisjisjaisjas.jpg" border="0" width="296" height="296" />
まずは赤・・・。
ラベル変更で売り上げもアップしました。
ガルナッチャ ティンタ主体。
ムルシア州のフミーリャばりの深い味。
フレンチオークとアメリカンオーク樽で熟成。
http://pinotnoirno1.blog.fc2.com/img/aaaaaaaaaaaaauiuiuisqs.jpg/" target="_blank">https://blog-imgs-113.fc2.com/p/i/n/pinotnoirno1/aaaaaaaaaaaaauiuiuisqs.jpg" alt="aaaaaaaaaaaaauiuiuisqs.jpg" border="0" width="296" height="296" />
そして白・・・。
蒸し暑いですね。と会話。
清涼感と豊かなミネラル感が特徴。
週末に休日に楽しみたいね・・・・。
2019年7月26日
ナパ・ワインとクラシック音楽
当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
ワインを飲みながらベートーヴェン・・・。
私にとって極上な時間である。
クラシック音楽の歴史上天才は多い。
後期ロマン派のリヒャルト・ワーグナー。
楽劇の世界は世界中を魅了している。
彼自身は道徳観念を持たない男・・・。
破天荒な人生は才能と運で救われた。
夢見る若き国王ルートヴィヒ2世。
彼はワーグナーに肩入れし過ぎ滅んだ。
昨日は楽劇ワルキューレを鑑賞。
あの名盤ショルティーとウィーン・フィル。
歌手陣も凄い・・・。
ビルギット・ニルソンにハンス・ホッター。
録音状態も完璧で今でも名盤として君臨。
私の宝物である・・・。
そしてワインはナパ・ヴァレー。
伝説のナパ・ガレージ・ワインだ!!
入手困難な秀品である。
値段もお高いが満足できる。
それは味わいと入手した喜びでだ!!
★ スペア・ミー
ベーレンス ファミリー
ナパ・ヴァレー
CS主体メルロー他
当店販売価格¥12330(税込)
それこそナパ版ガレージワイン。
1993年に僅かな本数を造る。
パーカーに見出され人気沸騰の流れだ。
ワイン造りの専門家ではない。
しかしやはり感性が大切な世界。
彼らのワインはもはや芸術品である。
2019年7月26日
書籍:フルトヴェングラーとカラヤン
毎月、数多くの書籍を乱読する私。
タイトルから興味が沸く場合や趣味から派生して購入する場合。
また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦するのは指揮者。
★ フルトヴェングラーとカラヤン
小川榮太郎 著
啓文社書房
フルトヴェングラーが死去して65年。
しかし日本を含め熱狂的なファンは多い。
私も小学生の頃から既に30年以上熱烈愛好家である。
物質的に乏しかったあの時代だから豊かな精神であった。
間違った方向から戦争を引き起こしたドイツ。
そのドイツを離れては音楽活動ができなかったフルトヴェングラー。
その点、現在は名前が僅かに残るトスカニーニとは違う。
彼は祖国を去りアメリカで活動。
フルトヴェングラーが亡くなり資料は出尽くす。
ですから様々な見解が入り乱れている。
この書籍も主観が強烈でした・・・・。
読みながら疑心暗鬼になり次ページに進む。
著者は私と同じくフルトヴェングラーを愛する同志。
愛する気持ちは伝わります。
対してカラヤンさん・・・。
フォンが付く貴族なお方。
見てみ、あの横顔!!
よほど自信があるのか映像は横顔だらけ・・・。
ナチスの堂々とした党員は有名。
ヒトラー臨席オペラでの指揮で稚拙な指揮。
ボッケルマンが酔っていたのはご愛嬌。
ヒトラーに嫌われ結果戦後救われる。
有名なレッグに評価され活動。
自身が帝王になると捨て去る技。
ベルリン・フィルの指揮実績が乏しいが運が味方。
大成を成すには運が大切なのだ。
しかし晩年にベルリン・フィルと関係が悪化。
契約書の内容はフルトヴェングラーより格段子供扱いであった。
契約書はしっかり読ん下さい。楽譜もカラヤンさん!!
寂しき音楽家でなはくビジネスマン。
クラシック音楽を芸術からコーラに落とした男。
しかし懐は大いに豊かになったカラヤンさん。
指揮棒1本で子孫にまで豊かな富を築く。
正に資本主義の権化。
芸術は資本主義とは別の次元だと思う。
2019年7月21日