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ブラームスに片思い・・・。

ブラームスに片思い・・・。



当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。

中でもベートーヴェンとブラームスは大好き。

私、没頭し過ぎて三度の飯も忘れて聴く時多々あり!!






私はブラームス偏愛人間。

財布もTシャツもパンツもブラームスの絵柄。

ってことはありませんが・・・。

しかし自他共に認めるブラームス熱愛人間だ。



彼は若い頃はイケメン。

音楽教室で重く構える肖像画。

あれがイケナイ。

あれでは女子学生が引いてしまう。

「ブラームスのヒゲが怖い〜」

「あの目つきが怖い〜」

「あの服がダサイ〜」とかさ・・・。

ヨハネス・ブラームスの若き頃にしてくれ。

誰しも若い写真がお気に入りである。



彼って努力家なのよ・・・。

最初のシンフォニーは約20年の歳月。

恩人シューマンの未亡人クララ・・・。

相思相愛にも関わらず結婚はしない。

内向的な彼だって交響曲第2番のように朗らかな作品も残す。

しかも短期間に作曲した。

莫大な印税を生んだハンガリー舞曲集。

ドボルザークはブラームスの尽力で活躍。

ブラームスは作風の違う彼を偏見せずに紹介。

ドボルザークもスラブ舞曲集でガッポリ。



大親友ヨアヒム。

彼は歴史上偉大なヴァイオリニスト。

ある理由でブラームスは仲たがい・・・。

そこで創作されたのがドッペルコンチェルトだ。

所謂、二重協奏曲・・・。

ヴァイオリンとチェロそしてオケとなる。

ブラームスはヨアヒムに助言を求め完成させた。

情熱と情緒ある作品で傑作の誉れが高い。

私も頻繁に鑑賞します・・・。



そしてレクイエム・・・。

傑作中の傑作・・・。

若い頃の作品ながら天才の片鱗も魅せる。

ルターの訳の聖書からである。

私はディースカウとシュヴァルツコップ。

クレンペラー指揮が愛聴盤である。



身の回りの世話をした女性がお金に困らないように手配。

彼は創作活動で得た潤沢な資金がありました。

著作が完全に機能していた。

金策に走るモーツァルトとは時代が違うのだ。

彼は周囲の人に気を配り永眠しました。



2019年7月

最終更新日:2019-07-28