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芸術的家飲みワイン(プルニョーロ ジェンティーレ)

芸術的家飲みワイン(プルニョーロ ジェンティーレ)




ワインもクラシック音楽も冴えるこの季節。

そんな大切な季節にびしびし感じようZe諸君。



芸術家は凄い・・・。

ベルナルト・ハイティンク86歳。

ネヴィル・マリナー91歳。

ヘルベルト・ブロムシュテット88歳。

と、2015年に来日した指揮者の面々。

しかも年齢を感じさせない若々しい表現。

しかし往年の指揮者と違い巨匠らしさは感じられない。

でもでも刺激を受けるのは間違いない。



★パーセル(スタッキー編曲)作曲

メアリー女王のための葬送音楽



素晴らしかった。

ハイティンクはあまり感情を出さないタイプ。

素晴らしいオケと出会いながらも物足りなさを感じる。

しかし、それがこの作品では長所として発揮された。


厳かで品もある。

そして心を浄化してくれる旋律。

亡き女王を偲ばせる作品であった。



そしてブラームスの交響曲第1番。

ハイティンクはブラームスを中心に活躍。

ですから勝手知ったる作曲家である。

ロンドン交響楽団は昔からレベルが高い。

アバドもベルリン・フィル時代より伸び伸びしていた。



自宅で鑑賞しながらのワイン。

これが偏屈こだわり中年男、最高の時間。所謂天上だ。

しかもワイン屋の特権をフルに活かす。



★ 97 ヴィーノ ノビレ ディ モンテプルチャーノ アシノーネ

ポリツィアーノ

イタリア トスカーナ

当店販売価格¥13577(税込)



しっかりとしたストラクチャーが特徴。

ですから熟成させ味わう。これが一番。

しかも納得したブドウのみ造る傑作。

香り味わいの隅々まで配慮する生産者。

ですから完成度は抜群である。

色っぽくなり素晴らしを再認識、有難う・・・。



詳細は【クリック】2015年11月5日

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一音一言物申す。(シベリウス編)

一音一言物申す。(シベリウス編)




ワインとクラシック音楽に造詣が深い私。

そんな私から・・・。

一音一言物申すと題しまして流暢に語らせて頂きます。



店内でも流し自宅でも頻繁に鑑賞する作品。

それがシベリウスのヴァイオリン・コンチェルト。

最初に触れたのは劇的であった。

フルトヴェングラー指揮でクーレンカンプのVn。

LPで勿論モノラル録音。(1943年)

音質は想像以上に悪かった。

しかし、神秘的で情熱がフツフツ沸きあがる名演。

あれから数十年、涙したことをはっきり覚えています。

さすがに10代前半の私に全てを理解するのは難しかった。

理解するまでに4、5年の年月がかかったのも仕方がない。



シベリウスのヴァイオリン・コンチェルト。

最高傑作の一つにして難曲でもある。

勿論、難曲であったら傑作とは限らない。

シベリウスの先人であるメンデルスゾーン。

彼のVn協奏曲ホ短調は難曲ではないが傑作である。

やはり聴き手に深い感銘を与える。

そして何回でも演奏を重ね歴史に刻まれる。

これが傑作の必須条件なのかもしれない。



シベリウスと言えば愛国心の塊で頑固者なイメージ。

しかし、意外と遊び人であった・・・。

巨額な借金、女性関係、ワインと葉巻のヘビーユーザー。

かと思うと、繊細な感性の持ち主である。

ヴァイオリニストを断念するなど繊細で人間臭い人物。



ここで、【一音一言】!!



私の好きな395小節からが決定的な聴き所なのだ。

静動合わせ持ち興奮無しでは考えられない。



詳細は【クリック】2015年11月1日

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アナコタ

アナコタ




先月、最も印象的であったワイン。

うわさで知っていたアナコタ・・・。

実際に飲んでみてそのおいしさに驚いた。



ワイナリーもここ数十年で激増のカリフォルニア。

1976年のパリ・ティスティング。

あの高らかな勝利から約40年。

益々興味深いワインが増えている。



★ 2010 ヘレナ ダコタ ヴィンヤード CS

  アナコタ

  米国 カリフォルニア

  当店販売価格¥12960(税込)



カベルネ・ソーヴィニヨン100%。

新樽100% 単一畑。

意外とこの関係が多いのがカリフォルニア。

しかし過剰演出なワインも知見される。

アナコタは早摘みを実践し新たな境地を開拓。



華やかで芳醇。

芳醇とは私にとって最高の褒め言葉。

鼻腔から抜ける香りと質感は、喜びを言い尽くせない。

ブラックベリーのコンポートにヴァニラ、丁子。

ですから複雑さも兼ね備える。

まろやかな口当たりは口中で広がる。

過度に感じさせないのは、やはり酸のお蔭。

高い質の酸は芯がありながらも余白がある。

また緻密なタンニンは網目が綺麗で印象的。

大切な余韻も持続性があり申し分ない。



おすすめ度:★★★★★



一飲みアレ!!



2015年10月31日 詳細は【クリック】

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おすすめの泡物。

おすすめの泡物。




当店からおすすめの泡物。

これからのシーズン大活躍!!

ですからピノさん一押しをご紹介。



☆ アマルテア クラシック ブリュット ナチュレ レゼルバ

ルシャレル



ビオディナミを実践するワイナリー。

スペインにおいてビオディナミを推進する立場でもある。



穏やかな香り繊細でフレッシュな洋ナシ、イースト香。

僅かにローリエのニュアンス。

泡がクリーミーで全体的にソフト。

活力ある酸がアクセント的であり調和をしている。

味わいを考慮して寿司であればイカやタコが合う。

おすすめ度:★★★★



これからの時期は泡物を頂く機会が増える。

シャンパーニュやフランチャコルタもいい。

しかしスペインもいいですよ!!



2015年10月30日

藤枝、焼津、島田、静岡、牧之原、御前崎市からもご来店

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おすすめバローロ

おすすめバローロ




益々ワインがおいしくなる季節。

ピエモンテのワインがまた格別。

ネッビオーロが熱烈に恋しくなる。

魅力的な人物や感化される詩があるように・・・。

品種でもテロワールでも造り手でも惹きつける力がある。



週末にバローロを楽しみたい。

贅沢な気持ちで時を過ごしたい・・・。

わかります、ご褒美ですね。

しかし百花繚乱・・・。

有名、無名、実力派、天才肌と生産者も個性的。

でしたら当店にお任せあれ!!




バローロの著名生産者であるアルド・コンテルノ。

現代人の指向に添うバローロを創作する。



★ 1999 バローロ ブッジア

  アルド・コンテルノ

  当店販売価格¥12929(税込)

  おすすめ度:★★★★★



コンテルノの銘クリュ、ブッジア。

まるでシャンボール・ミュジニー・・・。

しかもGCミュジニーを彷彿させる。

華やかな香りに品を兼ね備えている。

野ばら、エキゾチックなニュアンス。

ワクワクさせるコンテルノのバローロ。

力強さを持ちながら綺麗なミネラルに溢れている。

余韻の持続性は永遠を想わす。

まるでグスタフ・マーラーの交響曲第9番のアダージョ。

あの甘美な持続性を私は感じてしまう。

これぞ我々が求めていたテイストである。



一度は飲むべきだ!!



詳細は【クリック】2015年10月29日





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2014 ノリア SB

2014 ノリア SB




世界のワインを味わう。

それは幸せな事である。

当店はミクロではなくマクロでワインを扱っております。



日本人が造るカリフォルニアワイン。

日本人らしく器用且つ繊細。それを地で行っている。

ですから、日本食に合うワインとしても活躍・・・。



ノリア シャルドネもピノ ノワールも素晴らしい。

今回新規にSBも取り扱い開始。

少量ながらゲヴュルツトラミネルを使用。



☆ 2014 ノリア SB

  ナカムラ セラーズ



やはり隠し味程度のGtがいい働き。

ドイツ語で芳香の意味が鼻腔で理解出来る。

バラのニュアンスも感じ品がとてもある。

シャルドネと同じく世界のワイン産地を席巻したSB。

フレッシュ&フルーティでこの品種の良さを味わえる。

絶妙な匙加減からバランスのいい仕上がり。




一飲みあれ!!



2015年10月27日

静岡、地元藤枝、焼津、島田、掛川からもご来店。

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ドビュッシーの海とシャブリ

ドビュッシーの海とシャブリ



ワインを片手に洗練された音楽は如何?



ドビュッシーの海とシャッブリは最高のマリアージュ。




★ ドビュッシー 交響詩「海」

  ピエール ブーレーズ指揮

  クリーヴランド管弦楽団(1991年3月録音)




1903年にブルゴーニュ地方で創作活動が始まりました。

フランスの作曲家、クロード・アシル・ドビュッシー。

彼の音楽は印象派と呼ばれる。

織り成す音彩は洗練され官能的ですらある。

海は「夜想曲」と並びドビュッシーの代表作です。



ブーレーズは現代音楽やフランス物に定評がある。

そしてクリーヴランドは独自の美しい音色で魅了する。

ですからこの作品の質感を感じて頂きたい。



【作品時短解説】

海は浮世絵に少なからず影響を受けている。

あくまでもドビュッシーの記憶の中での海。

ですから自由な筆さばきであり圧筆をご堪能アレ!!



☆ 2013シャブリ 

  エレーニ エ エドアール ヴォコレ



シャブリをドビュッシーの海と楽しむ事が好きな私。

さすがに名門の流れ・・・。

素直なシャブリで万人受けする。

ですから、一部の愛好家向けではない事がわかる。

過度な人的介入を抑えたワインは懐が深いのである。

またモンテ ド トネールに隣接した区画と申し分ない。

自然の流れのあるシャブリは身を任せて楽しむ、これだ。




最高のマリアージュですね。



おすすめ度:★★★★★



2015年10月23日

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雑談程度のクラシック音楽話。

雑談程度のクラシック音楽話。



ワインも食欲も読書欲も金銭欲?も増す、この季節。

ク、ク、クラシック音楽も旨い!!

特に極寒系の作曲家はその旨さが増す。

だから、だから、私の雑談に付き合ってくれ!!




繊風にチャイコフスキーが身に染みる。

多彩な作品群はどれも絶品で私の大好物。

中でもチャイコといえばシンフォニーが人気。

後期三部作は完成度が高い。

しかも作品のキャラクターはまるで違う。

ですから聴順にも作法がある。

逆流は作品のキャラ的にダメである。

第4番と5番を入れ替えるのは許容範囲だ。

それだけ最終作品は重い・・・。

昂揚感を求めるのなら第4番だ。

人生や死感を求めるのならば第6番。

そして第5番のどこか英雄的響き・・・。

口がさみしいとき飴玉を舐める。

そんな感じで気軽に心へ放る。

熱心な返答がある素晴らしい作品。

とても満ち足りる傑作である。

それこそ数々の録音、名演が存在する。

来日したアバドの指揮も情熱的だった。

ウィーン・フィルとムーティ。

長い蜜月関係で両者良好。

それもいいが演奏は何だか極スリム。

モダン的と言えば聞こえはいいが・・・。

創造の欠如は考えものだ。

ですから私はムーティーの音源は一つもない。

まっ昨今では、この手の演奏ばかり。

ですから不思議ではありませんが・・・。

クラシック音楽の凋落っぷりはわかる気がするな。



藤枝からワインを発信するワイン専門店ピノ ノワール

2015年10月19日

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贈答にもいいね。(スペイン赤白2本組)

贈答にもいいね。(スペイン赤白2本組)



ワインの楽しさはその多彩さ。

ですから当店では一つの国に囚われず・・・。

視野を広くワインを取り扱っています。



スペインは個性的な味わいが多い。

一言で言えば幅が広い。

しかしそれは柔軟とも言える。

やはり歴史的な背景もあるのだろう。

贈答にスペインワイン。

何もフランス、イタリアの独壇場ではない。

彼らは器用にシラーやシャルドネを使う。



★ 2014 ムッソ シラー オーガニック

☆ 2014 ムッソ シャルドネ オーガニック



シラーは心地良い香りで完熟したタンニン。

ですから親しみやすい仕上がり。

シャルドネは多用な味わいが存在する。

トロピ系の香り中心で豊かな果実感。

口中に広がる旨みいっぱいの仕上がり。



【ここで簡単にワイナリーの紹介】

1911年創業。

若きチームが斬新なワインに取り組んでおります。

その活動の場はリオハやプリオラートが中心。

結果12の産地に及ぶ。

ムッソはコスパを大切に単一品種。

しかもオーガニックシリーズです。



おすすめ度:★★★★☆



詳細は【クリック】2015年10月15日

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88歳指揮者のベートーヴェン

88歳指揮者のベートーヴェン



ワインのある生活だからこそクラシック音楽をご紹介。



ヘルベルト・ブロムシュテットが冴えている。

もう88歳・・・。

高齢とは思えないベートーヴェン解釈。

これには私も感化された。

新版を貪欲に研究。

第3番はその成果が垣間見れる。

溌剌とした演奏でN響も乗っていた。

私が10代の頃好きなN響の指揮者だった。

勿論今でも敬愛しています。

しかし、凄かったな・・・。思い出しても凄かった。

88歳指揮者のベートーヴェン。

第3番は退屈な面もあるので、あくび位したい。

しかしブルムシュテットの演奏だとそんな余裕はない。

驚くべき人物だ。

あっ彼ってベジタリアンなんだよな。

それが影響しているのかな?



それにしても第3番の飛躍には驚く。

第1、2番の流れが一気に革新的。

あの響きに当時の聴衆は驚いたと思う。

私の好きな作家である井沢元彦氏が常々語る。

今の我々から見ると常識だった事が当時は違う。

確か、そんな事をおっしゃっていた。

今、ベートーヴェンは素直に受け入れられている。

しかし、当時は正に革新的だった。

いやいや、はっきりと革命的であった。

ウィーン・フィルの結成当時の理念の一つ。

それがベートーヴェンを上手に演奏するであった。

この事からもわかります。



ベートーヴェンの崇高な世界体験あれ!!

ベートーヴェンはある意味クレイジーだよ。

彼のピアノ・ソナタ聴いてご覧、あれは孤高の天才だ。



詳しくは【クリック】2015年10月8日


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書籍:弦楽四重奏

書籍:弦楽四重奏



読書が進む季節・・・。

繊風に心が澄む・・・。

今宵涼風に身が締まる。



本を片手に弦楽四重奏を鑑賞。

純文学の美しい文章を目で追いながら。

最高でしょ。



しかしだね。

多少の知識があったらなお楽しいのにね。

それがクラシック音楽だよ。



★ 弦楽四重奏

  シルヴェット・ミルヨ 著

  山本省 訳



弦楽四重奏の遍歴を詳しく解説。

そして、作品群を紹介。

ボッケリーニやハイドン。

勿論素晴らしい作品を残したベートーヴェン。

難しく感じる必要はない、実は美しい旋律の宝庫です。

シューベルトやシューマンなどなど。

そしてブラームスの挑戦と進化の作品。

あの深い響き、クラリネット五重奏曲は一つの頂点だ。

ウェーバーとブラームスはクラリネットに着眼した。

初心者の人にはドボルザークがいいですね。

弦楽四重奏曲第12番 ヘ長調<アメリカ>。

彼はクラシック音楽史上最大のメロディーメーカー。

それらも重要な位置ですから紹介されています。



知識本としても一読あれ!!



ワインと文学、クラシック音楽好きが集まるお店


2015年10月6日

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今月のワインはこれにシナ!!

今月のワインはこれにシナ!!



世界各国のワイン達が日々入荷。

うんうん、みんな綺麗な面構えですよ。

って、照れないで照れないで・・・。

照子さんと呼びますよ。または照男さんだ。

と、無事に前置きは終わりました。




果てしなきワインの旅路。

それは風景が変わる楽しい旅である。

南アフリカの風景もまた興味深い・・・。

17世紀の大航海時代がもたらしたワイン。

西洋の貪欲さがこの地に恵みと悲劇を与えた。



★ 2014 ワンダリング ビースト シラー

  プティノ

  南ア スワートランド



良質な赤の産地。

非常に古い地層で年間雨量も少ないのが特徴。

ピノ タージュやシラー、CSが特に注目。

そしてシャルドネやシュナン ブランも目が離せない。



驚く程に濃厚。

しかも密度が濃いので舌上に残る。

南アのワインはどれも特徴的。

しかし、これは断トツに・・・。

脳裡に焼き付く、残る・・・。

余韻の残存が次日も感じる程に・・・。

生産者のプティノはかなりの情熱人。

相まって相乗効果の賜物である。

その土地のポテンシャル、気候、造り手の知恵。

これらの絡みが格上のワインを生む。



おすすめ度:★★★★★

一飲みは必須だ!!



詳細は【クリック】2015年10月5日







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