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レクイエムを語る



レクイエムを語る



Lさん:登山とワイン、チェロが趣味

店主:ヴァイオリンを習い志した経験豊かなソムリエ




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店主若い頃・・・。

銘器1850年製 ニコラ ヴィヨーム。

ジロードン八重子さんが経営する渋谷のKOTOで証明書付きで購入。

生涯で一番高い買い物でした。



レクイエムは傑作が多い。

クラシック音楽の源流は教会音楽。

しかも作曲家の国民性が顕著に表現されている。




店主:私はルター訳のドイツレクイエムが好き。

やはり内面性を感じるヨハネス・ブラームスがいい。

池袋の芸術劇場でバレンボイム指揮で鑑賞。

あの長大な作品が短く感じる名演でした。



Lさん:私はフォーレのレクイエム。

心に染み入る深い旋律。

聴いていると自然と涙がこぼれます。

ディースカウの歌声に感銘を受けます。

東京での彼のリサイタルも行っています。

澄んだ素晴らしい声質です。



店主
:ディースカウは20世紀を代表する歌手。

フルトヴェングラーやチェリビダッケとも演奏している。

後、モーツァルトのレクイエムも聴きます。

カール ベーム指揮で鑑賞。

これはワルターと並び金字塔ですね。



Lさん
:忘れてならないのはヴェルディのレクイエム。

ド派手な作品でまるでオペラ。

しかし神聖も感じるね。



店主
:先日、イタリア人指揮者ルイージ指揮。

素晴らしかったです。

イタリアの作品にはイタリア人指揮者。

そしてイタリアワイン。

エレガント系で素直なバルバレスコ。

すみれの香りチェリーのニュアンス。

ほんのりスパイシーで余韻も素晴らしい。



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ゆっくり楽しむのもいいですね。

イタリアワインは多彩です。

ソムリエがいる店で購入するのがお勧めです。



Lさん
:私は必ずソムリエがいるか確認します。

でも今時ソムリエ協会会員でもなくソムリエじゃないお店あるんですかね。


2023年10月

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ベルリン フィルを語る



ベルリン フィルを語る



Lさん:当店常連歴10年以上、趣味はチェス

店主:ブラームスとブルゴーニュが大好き




店主:ベルリン・フィルは進化なのか退化なのか。

フルトヴェングラー時代の地域色は薄れました。

まるで米国のオケ状態。

しかしコンマスに梶本さん、

第二ヴァイオリンの首席にマレーネ伊藤さん。

首席ヴィオラに清水さんと凄いです。

ベルリン フィルの要が日本人と素晴らしい。



Lさん:そうだね・・・。

ベルリン・フィルは親日的。

梶本さんで日本人では二人目。

はじめは安永徹さんでしたね。

カラヤン指揮キーシンのピアノ。

チャイコのピアノコンチェルトの時のコンマスは彼。

この演奏は素晴らしかったよ・・・。



店主:ああ〜感動でした。

老齢のカラヤンが若手のキーシンを包み込む。

トスカニーニとホロヴィッツは火花散らしていた。

解釈とはこうも違うのかと・・・。

ワインでは癒し・・・。

ニュージーのピノ ノワール

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ブルゴーニュの高騰。

ですから同国のピノもいいですよ。

というか私はニュージーワイン大好き人間。

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マールボロのSBは必須ですね。

当店の売れ筋。

みずみずしい味わいで清涼感がありすね。

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リースリングもNZは旨い。

何もドイツの独壇場でなありません。



それともピノ ノワールの聖地ブルゴーニュ。

素晴らしいシャンボール ミュジニーあります。

官能的で魅惑的なブルゴーニュ。

この造り手はグラン エシェゾーなどGCを所有。

最高の状態で管理されております。

ペーター・シュライヤーのテノールでモーツァルトのアリアがいい。

魔笛から第1幕 タミーノのアリア「なんと美しい絵姿」。

タミーノのアリア「魔法のしらべのなんという力強さ」がお勧め。

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Lさん:贈答にできますか?



店主:全てのワインをラッピングでも・・・。

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箱入れも可能です。

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2022年10月

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クラシック音楽マニアあるある

クラシック音楽マニアあるある





クラシック音楽あるある



たまたま車でFMのラジオを流す・・・。




勿論、何が流れているかは知らない。

大バッハのゴールドベルク変奏曲だ。



正解



ピアノの弾き方からグレン グールドとわかる。

後でナレーションでゴールドベルクでグレン・グールドのピアノ。



正解!!



ブラームスの第4番ホ短調が流れている。

演奏の運び方や繊細で鋭いタッチ。

カルロス・クライバー指揮だと直感。

演奏後、只今の指揮カルロス・クライバーとナレーション。



正解!!




ワインと同じですね。



知らない作品でもショスタコやシューマンの作品はわかりやすい。



またFMラジオでオケの名で指揮者もほぼ当てられる。

どの指揮者がそこのオケの首席で次は誰が首席かと頭にある。

ベルリン・フィルも歴代は言える・・・。



絶対、クラシック音楽マニアはこれあるあるですよね。

こんなの初歩の初歩!!



2023年10月12日

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私の過ごし方!!




私の過ごし方



ワインと芸術これが私の趣味。



天才ワーグナー。

楽劇は彼の芸術の頂点である。

中でもワルキューレは人気の作品。

ヴォータンとブリュンヒルデの別れの名場面。

何度聴いても感動する。

火の神ローゲが登場し彼女の周りを囲む。

勇者のみがブリュンヒルデに近づけるのだ。

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私が所有する3cmの分厚い楽譜。

ワルキューレの演奏時間は長いのだ。



カリフォルニアのジンファンデル

すき焼き、私の定番ペアリング


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A//////////////////////////////////////////

レスピーギはイタリアを代表する近代の作曲家。

独自の音色や風合いで魅了する。

クラシック音楽界の天才でもある。

ローマの松は彼の代表作・・・。



まずは天才の才を魅せつける編曲。

〇大バッハの3つのコラール



〇「グレゴリオ風の協奏曲」

庄司 紗矢香さんのヴァイオリン。

彼女が浜松でのコンサート行きました。

凄いヴァイオリニストです。




ポルトガル風ステーキと合わせた。

簡単で楽しめる料理でワインとも抜群。

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2023年10月1日

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ベートーヴェンを聴きながら




ベートーヴェンを聴きながら・・・。



ワインを語るならヨーロッパの文化に造詣を深くありたい。



私のお宝ベートーヴェン交響曲全集。

しかもフルトヴェングラー指揮。

第2番はフルトヴェングラー指揮は珍しい。

このレコードで初めて聴いた。

そして第9番は伝説的名盤バイロイトである。

と、誠に豪華なレコードです。



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私のお宝レコード



1番から鑑賞しながら・・・。

時短料理。

これぞ時短、約15分あればできます。

料理に合うワインを選択するのも楽しい。


パプリカの肉詰め。


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イタリアの中部アブルッツォのカベソー100%。

果実感と複雑さそしてスパイシーが合う。

油分を多く含んでいるのでワインの酸と調和。

時短ペアリングがここに完結。

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時短でちゃっちゃと料理。

市販のポテトに自家製カレータルタル

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カレーのスパイスにマルベック合うんだな。

強烈な香りはマルベックの力強さが負けない。

単体で飲んでもおいしい同種。

料理と相乗効果で最高のペアリング。




2023年9月18日

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ベートーヴェンを聴きながら



ベートーヴェンを聴きながら・・・。


ベートーヴェンの皇帝。

そう、ピアノ協奏曲第5番の事ですね。

勿論、楽聖が命名したのではありません。

英雄、運命、田園、皇帝等々、後世付けられた名称。

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イタリア人ピアニスト、ミケランジェリ。

ルーマニア人の指揮者チェリビダッケ。

お二人とも奇人であり天才!

だから気が合うお二人の共演。

お二人はラヴェルのピアノ協奏曲でも名演を残した。



皇帝の名前に違和感はない素晴らしい作品。

ゴージャスで洗練された最後のピアノ協奏曲。

たくさんある演奏の中でも名演がこの音源だ。

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スペインのカヴァ。

カヴァと自家製餃子・・・・。

ジューシーな肉だねとカヴァの酸味。

豊かな味わいと餃子の味わいが合う。

【POINT】肉を多め・・・。

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気軽なペアリングですね。



2023年9月18日

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ベートーヴェンを語る



ベートーヴェンを語る



Tさん:トランペットを吹くのがご趣味

店主:ヴァイオリンを習い志す、経験豊かなソムリエ


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店主若い頃・・・。

銘器1850年製 ニコラ ヴィヨーム。

ジロードン八重子さんが経営する渋谷のKOTOで証明書付きで購入。

生涯で一番高い買い物でした。



偉大なベートーヴェン。

クラシック音楽を聴かない人でも知っている。

彼はあらゆる分野で斬新さや進化、完成度のある作品を残した




店主:ベートーヴェン唯一のオペラ、フィデリオ。

私がウェーバーの魔弾の射手と共に敬愛する作品。

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(私のお宝レコード、魔弾の射手)

ワーグナーのニーベルングの指輪も大好きですが・・・。

フィデリオはフランス革命直後の作品。

まだまだ混沌とした時代。

その後、第5番、6番も完成。

ベートーヴェンの名曲が多数創作された充実期。



Tさん:私もフィデリオは好き。

意外と聴きやすい。演奏時間も丁度いいね。

レオノーレが男性に扮して監獄に潜入。

旦那様を救出する・・・・。

序曲も第1、2、3番とフィデリオと変遷。



店主:序曲は第3番がやはり完成度が高い。

けっこう、第3番で満足してしまいます。

ヤキーノのアリア聴きやすくベートーヴェンの楽しさが伝わる。

ヤキーノが男性に扮したレオノーレに恋心を寄せる歌。



Tさん:第2幕のレオノーレの夫であるフロレスタンのアリア。

フランス革命で投獄された人々が重なるね。

為政者のイメージはヤキーノだ。

彼は追放され、レオノーレがフロレスタンを救う。

歓喜する囚人達・・・・。



店主:私は晩年のフルトヴェングラー指揮が愛聴盤。

ダニエル・バレンボイム指揮も素晴らしい。

芸術は知れば知る程面白いです。



2023年

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自家製トマトパイと南伊ワイン




自家製トマトパイと南伊ワイン



クラシック音楽で究極は?

シンフォニーと言う人。

オペラだと断言する人と様々・・・。

弦楽四重奏曲だと私は思う。

シンプルな編成でごまかしが効かない。



ウィーン・ニコライ弦楽四重奏団で鑑賞。

ヘーデンボルク和樹・直樹兄弟が活躍する。

まさに音楽一家でご兄弟は名門ウィーン フィルの団員だ。



今回は古典派の代表曲。

ですからモーツァルトとベートーヴェン。

まあ、全体像は随分違うのだが・・・。



モーツァルト

弦楽四重奏曲ニ長調K.575



やはりケッヘル500番代のモーツァルトは凄い。

所謂、プロシャ王セットの第1案である。



ベートーヴェン

弦楽四重奏曲作品59「ラズモフスキー」第3番ハ長調



言わずと知れた名曲。

ロシア大使ラズモフスキーの依頼により創作された。

創作絶頂期の最高傑作の一つだ。

私はアルバン ベルク弦楽四重奏団が好きだ。



このCDはラズモフスキー第1、2番

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時短料理

トマトパイ&マッシュルームホワイトソースパイ

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パイ生地を一回オーブンで焼きました。

いい香りが部屋を充満。

具材を投入オリーブを掛け二度焼き。


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南イタリアのプリミティーヴォ。

オーブンで焼いたのでトマトが濃厚。

やはり南イタリアのワインは合う。

濃厚なので酸味も顕著に感じるがワインの酸と共鳴。




最高のペアリングでした。



2023年8月15日

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私の時間・・・。




私の時間・・・。



ワインのある生活。

絵画やクラシック音楽などの芸術を楽しみたいですね。




イタリアのローマ賞。

イタリア人以外の音楽家も目指していた。

イタリア留学や奨学金、知名度が上がり目指す作曲家は多い。

中世の時代からイタリア旅行は教養の一つとされた。

あのメンデルスゾーンもイタリア旅行で自ら絵を描き作曲。

ローマ賞は留学と作曲の勉強そして名誉を獲得できるのである。





フランスのドビュッシーも獲得。

しかし時代にそぐわなく賛否があったらしい。



彼の革命的作品、牧神の午後への前奏曲。

時間の経過、風景などの描写は彼独自。

まるで絵画を鑑賞しているようだ。

時間の気配まで感じる作品は稀有。



おいしそうな牛肉があったので購入。

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時短料理


トスカーナ料理、ペポーゾ風。

あくまでも「風」・・・・。

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ポルチーニとサンジョヴェで短時間煮込みました。

やはりトスカーナワインでペアリング。

ブラックカラントなど黒系果実の香り。

重心があり温和な果実感がとても合う。

味わいがしっかりした料理にサンジョヴェは合う。

特有の酸味がお肉の脂や硬さをほぐしてくれる。

これぞペアリングだ。



フランス人作曲家リリー・ブーランジェ。

天才で若くして亡くなった。

彼女のカンタータ「ファウストとエレーヌ」傑作。

この作品で彼女はローマ賞を受賞。

これはローマ賞を代表する傑作だ聴いてくれ!!




2023年8月14日

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ピアノ協奏曲とシャンパーニュ



ピアノ協奏曲とシャンパーニュ





シャンパーニュと厳選されたクラシック音楽は共鳴する。

当店独自の目線でご紹介する!!




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Hさん:当店常連歴15年以上、芸術に詳しい

店主:ヴァイオリンを習い志した、経験豊かなソムリエ




店主:コンチェルトはクラシック音楽の華。

ワインで言えばシャンパーニュですね。

楽聖ベートーヴェンは5つのピアノ協奏曲を残した。

どれも素晴らしい作品です。

ピアノの進歩と共に更に歩んだ作品。

進化と共に表現が高度で豊かになりました。

そんな目線でベートーヴェンの作品を鑑賞するのも面白いです。



Hさん:そうだね。

ベートーヴェンの進化がわかる。

第1番は完全に古典派の様相。

しかし第5番はロマン派のドアをノックした。




店主
:いい表現ですね。

第5番、皇帝。

キーシンのピアノでショルティ指揮のライブ。

素晴らしかった。

キーシンと言えば・・・・。

カラヤンとのチャイコフスキーの第1番が有名。

一時期活動を休止していたっぽいけど・・・・。



Hさん:ホロヴィッツでさえスランプから休止。

ブーニンも長らく休止していましたね。

休息は大切だよね・・・。




店主
:ベートーヴェンの皇帝を聴きながら。

シャンパーニュは如何。

当店公式シャンパーニュのグロンニェ。

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コート デ セザンヌに位置します。

ピノとシャルドネ、ムニエを3分の1ずつとバランスを考慮した比率。

ミネラル感を感じ野イチゴやトーストの香り。

とても穏やかなスパイスを感じます。

エレガントな味わいで口中にシャープな酸味が広がる。

まさに正統派のロゼだと思います。



私的にはフルトヴェングラーとフィッシャーのピアノがお勧め。

やはりモノラル録音はレコードで鑑賞。

これが、こだわりがある大人の趣味・・・。

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私のお宝レコード



2023年8月8日

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対談:芸術とワイン 




対談:芸術とワイン 





Hさん:自由気ままな芸術気質の常連様

店主:ヴァイオリンを習い志した、経験豊かなソムリエ


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(店主若い頃・・・。銘器1850年製 ニコラ ヴィヨーム。

ジロードン八重子さんが経営する渋谷のKOTOで証明書付きで購入。)



店主:ウィーン古典派を代表する作曲家。

ハイドン、モーツァルトそしてベートーヴェン。

私はベートーヴェンはロマン派にも足が掛かっていると思う。

彼の交響曲第6番は標題音楽的です。



Hさん:そうだね。

レコード時代はA面が運命でB面が田園。

その組み合わせが多かった。

第6番、田園はベートーヴェン渾身の作品。

彼はウィーンの森の散歩が日課。

ベートーヴェン自身から見る風景を描写。



店主:ベルリオーズの幻想交響曲も同じ。

ベルリオーズ自身の恋が発端。

芸術家らしく情熱的で破滅的で興味深い。

音楽の授業での定番が幻想交響曲・・・・。



Hさん:ベルリオーズは天才だからね。

彼は確かギターしか弾けない。

また、管弦楽法の書籍も出版・・・凄い。



店主:ベートーヴェンの前と後では違う。

後輩ベルリオーズやブラームス。

そしてリヒャルト・シュトラウスと進化。

ワーグナーは彼を尊敬しバイロイトで彼以外の作品でベートーヴェンだけ許可した。

凄い事ですね・・・。

義理の関係であるリストもベートーヴェンの影響を感じます。

ワインですが・・・・。

マルスランです。

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最近当店でも人気となっています。

カベソーにグルナッシュの交配品種。

アルパッチーノとデニーロの長所を受け継ぐ俳優?

と無理な事を言ってしまいました。

要するにCSの複雑さや濃厚さにグルナッシュの感性や品を織り交ぜた。

そんな感じですかね・・・。



Hさん:某インポーターのマルスランおいしかった。

初めて紹介された時は驚きましたが・・・。

お値段も手頃でピノさんらしかった。

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店主:グルナッシュ由来のスミレの花が鼻孔に広がります。

また鼻から抜ける透明な清涼感。

アロマ全開ながらスパイシーさも感じる。

口奥に収斂さも感じ酸は穏やか。

果実の豊かさはカリフォルニアと比較すると優しいですがわかりやすい。

タンニンも完熟しているので親しみやすい作品です。



ワイン評価

私的評価:点88点



【判断基準】

95点以上:芸術的

91〜94点:最高に旨い

88点〜90点:良いワイン

80〜87点 普通なワイン



2023年8月

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弊社は明治33年(1900年)創業



■ 創業明治33年



弊社は明治33年創業。

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(富士勢)

その始まりは、杉井伊三郎が酒造業を営む本家からの独立。

杉井本家の酒「富士勢」と静岡県では初となるキリンビールの卸売りをはじめました。

まだ世間ではビールを知らない、そんな時代。

「杉井の伊三郎は変な色の酒を売っている」と言われるほど、今日からはまるで考えられない世の中。

しかし、明治時代は既存の価値が大きくかわり、新しい文化が花開いたまさにに文明開化の時代。

伊三郎は当時としては背が高く派手好きと伝わっているので大いにその文化を楽しんだことでしょう。



杉井本家は北条氏の家来であり五百石の録を頂いておりましたが、天正17年、豊臣秀吉による小田原征伐の折遠州に逃げ延びその後、今の藤枝(高洲村築地)に落ち着きました。

江戸の末期から杉井長左衛門の次男である吉蔵が酒造業を営みその息子が弊社の祖である伊三郎となります。

ですから今年で創業123年。(酒類卸売時代含む)

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昭和57年、キリンビールの社長 小西様がご来社

左から3番目祖父、4番目小西社長、5番目父



1900年創業。

昭和43年資本金1000万円で法人化。

決算55期となります。(2023年)



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地元のタクシーへ弊社特約であった清酒「太平山」の広告を載せる。(昭和40年代)



現在はワイン専門店でがんばっております。

清酒「富士勢」は、戦後に酒造業を廃業し現在では幻の清酒。

当時は、おいしい酒と評判だったと聞いております。

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時代は進み酒造からビール卸売り、そして私の時代はグローバルなワインと時代と共に歩んでおります。



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