ショスタコーヴィチのヴァイオリン協奏曲と
私が賛辞を送る作曲家。
それがショスタコーヴィチだ。
ワインにはテロワールの概念がある・・・。
作曲家も置かれた時代や立場で作風が備わる。
ショスタコは圧政下のソ連の雰囲気をたたえる。
それは緊張感と不安、密告、処刑等々・・・。
ショスタコーヴィチの作品は常に感じるのだ。
しかし同時に背景は抵抗の強さも感じる。
それも彼流のやり方でさ・・・・。
ヴァイオリン協奏曲は素晴らしい。
第1番も第2番もダヴィッド オイストラフに献呈された。
私はダヴィッド オイストラフは尊敬している。
豪快ながら繊細で人間味を感じる表現。
そこには温もりがあるんだな。
私は息子さんイーゴはコンサートで聴いた。
東京 池袋の芸術劇場。
フランクのヴァイオリン ソナタは素晴らしかった。
第1番はバイバ・スクリデのヴァイオリン。
ネルソンス指揮、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団。
この演奏が凄い。
一聴きあれ!!
第2番は諏訪内晶子さんのヴァイオリンがいい。
技巧的であまり感情投入がない彼女。
しかしそれが独自の緊張感を保ち素晴らしい。
一聴きあれ!!
ワインはカンティーナ トロのカベソー。
親しみある果実感で夏向きカベソーだと言いたい。
ミディアム ボディで滑らか、偉大ではないがフレンドリー。
これ、お勧めだ。
最近、やはりバルトークを良く鑑賞する。
天才中の天才ながら晩年は異国で苦労する。
悲しいが作曲に集中できる環境ではなかった米国。
当時は成長著しい米国は騒音だらけで彼を悩ました。
彼ははクラ音楽史上欠かせない天才だ。
2024年7月
最終更新日:2024-07-02