トリスタンとイゾルデ第3幕を聴きながら
当店ならではの素敵なマリアージュ。
ワーグナーの革命的傑作。
楽劇トリスタンとイゾルデから第3幕。
イゾルデの愛の死を聴きながら銘ワイン。
私のお気に入りであるロベール グロフィエ。
じんわりと香り官能的でより楽劇世界に入り込める。
★ リヒャルト ワーグナー
楽劇トリスタンとイゾルデ
トリスタン ズートハウス
イゾルデ フラグスタート
フルトヴェングラー指揮
フィルハモニア管弦楽団
1952年6/10〜22日 録音
天才ワーグナーの作品は突然無性に鑑賞したくなる。
作品は人々を魅了したり高揚させる。
結果、第二次世界大戦ではナチスに利用された。
しかし本質的に反ユダヤの思想がある作品でもある。
★ 2012 ジュヴレ シャンベルタン レ スヴレ
ロベール グロフィエ
ジョルジュ・ミュニュレ ジブールも美しい作品に合う。
しかし今回はロベール・グロフィエにした。
トリスタンとイゾルデが愛の妙薬を飲まされた。
それを知りつつ楽劇の崇高な世界。
静かに第3幕のイゾルデは愛の歌を切々と歌う。
純粋な気持ちにマルケ王はじめその場にいた全てを感動とこの世ならぬ思いが包む。
そんな気持ちを代弁するかのように美しく大地を思わすグロフィエ。
この造り手も無性に飲みたくなるのは全く同じ。
2012年と難しい年であっても見事に仕上げる。
玉石混淆のジュヴレ シャンベルタンの村名ワイン。
所謂、県道974号線の東側であっても流石の力量。
納得させる味わいと余韻は感極まる。
これこそイゾルデの愛の死にベストだ。
追伸、ロベール・グロフィエも妙薬かもね。
だってシャンボール・ミュジニーの1級畑。
レ ザムルーズ(恋人達)の最大所有者でもあるしね。
2016年9月9日
フルスロットルなチリワインを発掘しちゃった。
チリワインが定着している日本。
手頃な価格で高品質。
しかし、今では高額帯も随分充実した。
ですから愛好家も多い・・・。
私もそんな熱烈な愛好家の一人です。
★ 13 トリロジー インフィニティー カルムネール
アギーレ ファミリー
チリ マウレ ヴァレー
おすすめ度:★★★★★
一言:★★★以下はご紹介しないのが当店の信条。
千円代の価格でしたら優等生でしょ。
学生に例えるなら中間、期末テストも完璧?
ですから、当店の数百本ある中でも高コスパ。
さぞかしトリロジー君も気分がいいだろう。
厳しい当店から優等生と言われてさ。
やはりアタックのインパクトは重要。
飲み手に印象付けるんだからさ。
果実の広がり・・・。
そして複雑さ・・・。
ジューシーでまろやかさもある。
余韻だって印象的で持続性有り。
有終の美を痛感させてくれる。
同品種の長所全面全開でフルスロットルだ。
詳細は【クリック】2016年9月8日
エレガンス系で気持ちもリフレッシュ
入荷しだしたら止まらない。
品質の高いワインを発見したら止まらない。
それがワイン専門店のサガ。
ですから米国の超おすすめワインが入荷ING
エレガンス系の頂点。
それがグラマシー・セラーズ。
ボルドーの気候と酷似それがワシントン州。
そんな特徴を生かしボルドー品種のスペシャリスト。
価格を考慮したら格付ワインより断然に良心的な価格。
★ 2012CS コロンビア・ヴァレー
CS主体にM、CF
当店販売価格¥8,640(税込)
一言:目覚めよこのワインで!!
☆ 2014 ヴィオニエ コロンビア・ヴァレー
ヴィオニエ100%
こちらはローヌ品種。
高貴品種として独自の立ち位置。
第1アロマいっぱいで幸せな気分。
熟成させるよりこの味わいを今試せ。
そう断言したいのだ・・・。
詳細は【クリック】2016年8月29日
素晴らしいワイン
新旧世界のワイン対決。
有名なのは1976年のパリ テイスティング対決。
しかし、この手の企画対決は大小様々行われている。
比較テイスティングはワインを知る近道だからだ。
ソノマの老舗ワイナリー。
しかも値段は手頃。
ですから新旧世界の比較では重宝する。
そしてモノ・セパージュは理解しやすい。
そんな気持ちを代弁している。
しかもご丁寧に区画の番号。
そしてクローン7に植樹は1992年。
★ 2014 CS ブロック007
ペドロンチェリワイナリー
ドライ クリーク ヴァレー
CS100%
当店販売価格¥4,404(税込)
一言:重宝する1本だ!!
樹齢が高く品種の特性がよく表現されている。
深い味わい。
濃密で質感が素晴らしい。
いつまでも感触が残り素晴らしい。
要は賛美が尽きないワインです。
詳細は【クリック】2016年8月29日
私からご挨拶!!
ワインの持つ特性。
それは別格である・・・。
ですから贈答としても絶大な人気。
改名し新規一転した1本のワイン。
出会いはプロのみ参加の試飲会。
サン テミリオンGCのワインである。
AOCサン テミリオンと同一産地。
ですがGCはより厳しい。
そして格付への登竜門となっている。
★ 2013 ピエール・プルミエ
サン テミリオンGC
メルロー主体にCS、CF
一言:贈答にも最適です。
さて、ここは一人称で書かせて下さい。
「私は銘醸フィジャック近郊に住んでいます。
そして旧名をクロワ・フィジャックと申します。
嬉しい事に遠くの異国、日本でも人気。
将来は格付ワインになりたいと日々研鑽しております。
この度は縁あって静岡県藤枝市のワイン専門店でお世話になっております。
旧名時代からの知己ですからお互い信頼関係がございます。」
こんな具合の挨拶ですが宜しくお願い致します。
詳細は【クリック】2016年8月26日
人気者ジンファンデル
当店のかわいい子供達。
翼にTonyに豊、そして香織にNookoに光子・・・。
国籍性別はまちまちの個性派諸君。
あっ 勘違い勘違い、ワイン達でした・・・。
しかしね〜。彼、彼女達が当店を巣立ちどのように活躍しているのか。
それは愛情を込めて興味があります。
記念日に一人飲みに・・・。
そして輝かしいパーティーに・・・。
異性の前で真剣にうんちくを・・・。
ソムリエ試験に、と彼、彼女らはがんばっています。
私の気持ちをお伝えした所で本題へ入ります。
最近、メキメキと人気が上昇中のジンファンデル。
米国ではその地位を完全に確立。
当店でも店主に続き人気?
流石にまだ店主の人気には敵わないでしょ。
と冗談か本気かわからない事は置いていて。
1本のワインとの出会いが大きい。
★ 2014 オールド ヴァイン ジンファンンデル
米国 カリフォルニア
当店販売価格¥5,434(税込)
おすすめ度:期待を裏切らない!!
ジンファンデルの素晴らしさを体現できる。
かわいらしい果実感と深み。
果実の伸びと広がる世界。
僅かな甘味と綺麗な酸。
良質なタンニンに心地よく持続する余韻。
一飲みアレ!!
詳細は【クリック】2016年8月25日
ポマールは本多忠勝に似てるって!!
やはり何と言っても当店の基軸はブルゴーニュ。
しかしブルゴーニュは難しい・・・。
そんな声も私には届きます。
複雑なテロワールに細分化された畑。
相続の関係で尚複雑になった造り手。
そして如実に表現されるヴィンテージ。
しかしそれが研究材料になる。
いやいや楽しく味わえる。
ここで1本のワインをご紹介。
★ 2002 ポマール
ドメーヌ ルジューヌ
当店販売価格¥12,890(税込)
おすすめ度:本多忠勝ってか?
ブルゴーニュの代表格で知名度抜群。
当店もこの位に知名度があったらな・・・。
力強く長期の熟成向き。
性別で例えるのならば男性でしょ。
しかし熟成により性別を超えた魅力を発揮。
ですから私的呼称ポマラーが存在する。
そうです、ポマールにゾッコンな人。
当店でも指を1、2,3本・・・・。
と、結構いらっしゃいます。
中でもルジューヌはおすすめです。
ポマールで古くから居を構え堅実。
ですから当店でも信奉者が多い。
私のコレ分を含め限定入荷です。
詳細は【クリック】2016年8月23日
モーツァルトで一服。
ワインのある生活だからこそ名曲をご紹介。
ワインもクラシック音楽にも造詣が深い店主。
そんな店主セレクトの名曲をご堪能下さい。
★ モーツァルト
ピアノ協奏曲第20番 ニ短調
フルトヴェングラー 指揮
イヴォンヌ ルフェビュール(ピアノ)
ベルリン・フィル
1854年5月15日
スイス ルガーノでのライブ録音。
音源は古いが感動的な演奏です。
フルトヴェングラーは3Bの一角ベートーヴェンやブラームスを得意とした。
しかし指揮の回数は少ないがモーツァルトも彼流仕込みで堀が深い。
オペラ ドンジョヴァンニは名演であるし交響曲第40番も素晴らしい。
中でもピアノ協奏曲第20番は別次元。
モーツァルトは作品の大多数が長調である。
それには多くが王侯貴族からの依頼だからです。
しかし数少ない短調ですからより悲しい・・・。
充実期に創作、厳格で深い悲しみを伴う。
第1楽章の不安げなシンコペーション。
また低音弦による3連符の刻みはしばし他でも見受けられます。
フルトヴェングラーのデーモニッシュな響きはピアノの登場でより辛辣に・・・。
女流ピアニストのルフェビュールは正直有名ではありません、しかし流石はフルトヴェングラーである。
隠れた逸材の彼女をソリストに向かえ楽章毎の高まりは彼女の吐く息からも感じ取れる。
シンプルなパッセージの積み重ねは女性ならではの美しい線を紡ぎとても美的。
一聴きあれ!!
詳細は【クリック】2016年8月22日
クラシック音楽雑談(聴きやすい小品)
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。愛称ピノさん。
Aさん:クラシック音楽を手軽に聴きたい。
そんな方は多いと思います。
店主:そうですね。
ブルックナーなどの長編は敷居が高い。
ですが序曲や交響詩は親しみやすいですね。
Aさん:私はベートーヴェンの序曲を聴きます。
店主:コリオランやエグモント。
そしてレオノーレ序曲。最高です。
私の母はエグモントをよく聴いていました。
ですから幼少期に一番親しんだ作品です。
所謂、子守唄・・・。
Aさん:ピノさんが好きなブラームス。
彼も小品はありますね。
店主:そうです。
悲劇的序曲、ブラームスらしい悲哀十分な力作。
そして対する朗らかな大学祝典序曲。
人気なのは昔からハイドンの主題による変奏曲。
今の研究でハイドンは無関係という結論ですが。
そしてアルト・ラプソディ。
失恋から創作された。
同じ体験からのシューベルトとは随分違う。
ドイツ リートで語ればシューベルトが一歩上かな。
しかし、あそこまで悲観されると苦しい・・・。
ブラームスは後半吹っ切れるので解放感がある。
ですから失恋多い私はブラームス派かな・・・。
ハッハッハッ!!
Aさん:・・・。
店主:忘れてはいけないのがリヒャルト・シュトラウス。
交響詩やドイツ・リート最後の作曲家なんて言われる。
この作曲家は天才であり苦難に満ちた男。
ナチ時代を乗り越え人生最後の4つの最後の歌。
愛する妻と生への憧れ人生の懐古。
私はドイツ・リートの最高傑作だと思います。
そしてリストから受け継ぐ交響詩。
これは充実しています。
ドン・ファン、ティル・オイレンシュピーゲルの愉快ないたずら。
これらは脳裡でお話しの展開が浮かぶ。
そして死と変容、自らの病気体験から創作。素晴らしい。
とにかくリヒャルト・シュトラウスは人生と作品がリンクする。
戦争の無力感と絶望を感じるメタモルフォーゼン。
戦後1947年10月27日のライブ録音。
フルトヴェングラー指揮、ベルリン・フィル。
今の我々には想像できない環境に置かれたと感じます。
詳細は【クリック】2016年8月21日
ブラン ド ノワール
日々研究材料が入荷!!
違う違う、断じて違う!!おいしいワインが入荷。
そんな中からおすすめをご紹介致します。
寝不足の方も多いと思う。
そんな私も少々寝不足。
そんな方に新たな息吹を・・・。
って泡物です。
☆ クレマン ド ブルゴーニュ
ジェラール セガン
ピノ ノワール100%
当店販売価格¥3,303(税込)
おすすめ度:★★★★★
一言:飲むべし!!
極上品って言っても言い過ぎではない。
シャンボール・ミュジニーのピノ ノワールを使用。
わかりますよね、この贅沢。
年間を通じシャンパーニュを含め膨大な数を研究。
いやいや味わう店主がおすすめするクレマンです。
そして次もブラン ド ノワール。
☆ クレマン ド ブルゴーニュ
イヴ シャレイ
ピノ ノワール100%
当店販売価格¥3,241(税込)
おすすめ度:★★★★★
一言:あなたは必ず満足する!!
自身の畑を熟知している。
それには父親や祖父との向畑や会話の賜物。
数々の経験の蓄積にある、と断言。
前者のブラン ド ノワールより繊細に感じる。
緻密な仕上がりは正に職人芸なのかもしれない。
詳細は【クリック】2016年8月19日
感的ナパ・ヴァレー
ワインの新、旧世界。
どの産地も魅力的で魅惑的、ですから興味が尽きない。
う〜ん最高じゃないか!!
そして新世界の代表格。
それがアメリカワインでしょ。
納得納得納得、心から大納得!!
素直で宜しい、と一言。
と・・・。無事に前座が終了。
★ 2012 CS ナパ・ヴァレー
ナパ ハイランズ
CS主体にPV
当店販売価格¥5,489(税込)
一言:一言では語れね体験
ある筋から熱き知らせ。
流石は当店の人脈そして歴史。と自画自賛?
凄旨凄感凄涙ワインがあると・・・。
えっ、もしやあのワインかなと・・・。
ナパの中心地オークヴィルとラザフォード。
それらの信頼がおける栽培農家からご提供。
新樽不使用で仏、米産樽で20ヶ月熟成。
感動と誰しもの感想であろう。
勿論、当店店主も感動の二文字。
飲んだ翌日もその余韻たるや感動。
ボリュームある味わいに焦がした樽の風味。
重すぎず展開する物語。
刻々と変化する様は一つの小説。
高騰するボルドーの格付ワインを横目に殴り込み。
あっ紳士淑女が集まる当店としては下品な言い方に猛省。
作文用紙400枚に反省猛省と徹夜で書き込みます。
あっ、真面目に瞬殺間違いなしのナパワインですと追記。
そして最後に一言。
一飲みアレ!!
詳細は【クリック】2016年8月16日
ベートーヴェンの交響曲
Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
Aさん:ベートーヴェンの交響曲はいいね。
店主:もう数十年繰り返し研究、いや鑑賞しています。
Aさん:癒されたい時は田園や第2番。
店主:私は気合を入れたい時は第7番です。
終楽章は興奮しますね。
フルトヴェングラーの指揮は凄いです。
これは無茶かなと思う程。
信頼関係があるベルリン・フィルの成せる演奏。
Aさん:私は最近は第7番とは疎遠。
鑑賞するのに体力が必要だね。
店主:わかります。
第2楽章は別としてですね。
Aさん:ベートーヴェンが存在した意義は大きい。
店主:師匠のハイドンとはまた違う。
彼から教わった事はほとんどないでしょうが・・・。
ハイドンとベートーヴェンでは立ち位置がまるで違う。
ハイドンはパトロン庇護の下、作曲ですからね。
ベートーヴェンは芸術だと断言して作曲。
Aさん:彼も勿論、庇護者がいました。
店主:そうです。
しかしベートーヴェンは尊敬されていた。
しかも庇護者は音楽に関しては弟子。
Aさん:彼がいたのでフランス人による交響曲は遅れた。
店主:開花するにはサンサースを待たねばならなかった。
フランスにとっては待望の人物ですよね。
Aさん:彼の転機はイギリスでまず評価された。
店主:そうです。オルガニストとしてです。
Aさん:人の運とは様々です。
店主:追加でベートーヴェンの第1番も・・・。
Aさん:今でも人気の作品。
店主:古典派を色濃く反映。
まだ発展途中だと理解できる秀作。
Aさん:わかるわかる。
店主:最後に第9と第5番。
Aさん:これは話すには時間がない。
店主:それでは次回に、ですね。
詳細は【クリック】2016年8月15日