語る、ピアノコンチェルト
Aさん:常連歴12年、登山と絵画鑑賞がご趣味
店主:ヴァイオリンを習い志した、経験豊かなソムリエ
ピアノは楽器として進化してきた。
それに合わせ作品も多く創作された。
ベートーヴェンの時代はピアノが更に進化した。
故にベートーヴェンは進歩的作品を多く残した。
店主:ピアノ協奏曲で名曲は多々あります。
ベートーヴェンの皇帝やグリークの作品。
チャイコの第1番。
Aさん:ラヴェルも唯一のピアノ協奏曲凄い。
フランスらしい優美さで魅了。
ミケランジェリとチェリビダッケの組み合わせが素晴らしい。
ラフマニノフの第2番も芸術的。
ファイギアスケートでも採用されますね。
あんな名曲で滑ってみたいよ。(笑)
店主:私はリヒテルとムラヴィンスキー指揮が愛聴盤。
スイスのルツェルンの音楽祭。
アバド指揮エレーヌ グリモーのピアノも凄い。
アバドは若いピアニストを包む・・・・。
まるでカラヤンとキーシンの名演を彷彿とさせる。
あのチャイコのピアノコンチェルトの第1番は凄かった。
コンチェルトは協調的と競い的とありますね。
競い的はホロヴィッツとトスカニーニ。
まさに火花散る演奏、これが義理でも親子関係か。
トスカニーニの娘ワンダと結婚したホロヴィッツ。
ウクライナ出身の偉大なピアニスト。
大スランプから抜け出しまさに不死鳥。
ソ連時代に60年ぶりにモスクワで演奏。
テクニックは衰えていたがチャーミングな一面を魅せた。
Aさん:ヴァイオリンはハイフェッツ。
ピアノはホロヴィッツ、歌手はマリア・カラス。
そんな時代もあったね。
店主:それにしてもラフマニノフはあの時代にロマン派。
帝政ロシアでは裕福な貴族の家系。
しかし没落し革命体験もあり祖国を捨て米国へ・・・。
でもでも哀愁あり優美なこの第2番、感動ですね。
流石だ、、、サンタディエチ抜栓して1週間以上。
更においしくなっている。
瑞々しく素直な表情、甘みすら感じる。
藁っぽいニュアンスに根菜的なニュアンス。
描く世界観は素晴らしいと思います。
2023年2月27日
最終更新日:2023-02-27