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悪魔のトリルとカベソーっす

悪魔のトリルとカベソーっす



悪魔のトリルとカベソーっす




当店店主はワインと芸術に造詣が深い。

そんな私から・・・。



私の好きなタルティーニの【悪魔のトリル】。

独自の色彩を放つ。

300年経った今でもコンサートで取り上げられる。



☆ こんな逸話があります。



タルティーニが就寝中。

「悪魔に魂を売り、それと引き換えに素晴らしいソナタを書かせてもらう」。
「その夢からトリルの部分を思い出しその日のうちに作曲した」と・・・・・。

真実はともかく、それ位ミステリアスなソナタです。

トリルとは主要音とその二度上の音を素早く交互に奏することですが、タルティーニはその音楽理論から素晴らしい作品が多くヴァイオリンのボーイングにも多大な貢献をしています。



クラシック音楽は、その歴史から作曲家、作品の背景、時代など様々な事がわかります。

そのような観点からクラシック音楽を楽しむとより理解できます。

勿論、私が愛するワインも造り手の考え、テロワール、醸造法を踏まえ楽しむのと同じです。



★ 異彩を放つ「悪魔のトリル」の【オススメ】



旧ソ連の偉大なヴァイオリン弾きであるダヴィッド・オイストラフ。

あの巨体から生み出される音色は圧巻。

私の年齢ではダヴィッド・オイストラフを生で聴く事はできませんでしたが、息子のイーゴリーを東京芸術劇場で聴く事ができました。

しかもかなり安いチケットだったと記憶しています。

曲目でワクワクしたのが、ヴァイオリン・ソナタの超傑作であるフランクのイ長調でした。

父親譲りの体格から芸術劇場の二階席の私の心まで響く音色。

素朴な人柄に見えたイーゴリーは純粋にフランクの傑作を聴衆に届けていました。



私もヴァイオリンを勉強しており大変に感銘を受けた。

自室にイーゴリーの写真を飾っていました。

それと音楽室に捨てられていたブラームスの肖像画。



南フランスのカベソー。

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ソフトな口当たり。

軽快で軽やかさや豊かさもある。

気軽に楽しめるカベソーで好印象。

価格は手頃ながら満足度が高い。

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私的評価:89+点



【判断基準】

95点以上:芸術的

91〜94点:最高に旨い

88点〜90点:良いワイン

87〜80点 普通なワイン



2023年1月26日

最終更新日:2023-01-26