Bさん:当店通い歴8年、クラシック音楽好き。
店主:ヴァイオリンを習い志した。経験豊かなソムリエ。
ベートーヴェンの第九。
年末恒例は日本だけ・・・。
何だかボージョレ・ヌーヴォーにも繋がる。
しかしそれをキッカケにして欲しい。
語りましょう・・・。
店主:年末に第九は聴きません。
一年を通じて鑑賞しています・・・。
別に年末に聴く必要がありません。
お正月に第9は気持ちがいい。
一年の平和、融和を念じて。
そもそも交響曲の頂点です第九は・・・。
Bさん:日本のオケが財政難で年末にメンバーの生活補助的意味合いではじめた。
そんな説が有力ですね。
それか補助金・・・。
店主:しかしボージョレ・ヌーヴォーと同じでそれがキッカケになってくれればいいです。
コンサート会場の空席を埋める手助けになって欲しい。
私はクラシック音楽で辛い時も乗り越えた・・・。
そんな意味でも業界が賑わって欲しい。
第九は神掛かっている。
楽聖最後のシンフォニーに相応しい。
Bさん:彼の挑戦する姿勢の集大成。
第3番でより進化し邁進、その完成だね。
店主:ベートーヴェンはもう僅かしか耳は聞こえなかった。
それでいて緻密な作品を作曲。
しかも当時は斬新な声楽を伴う。
耳が聞こえなかったのか声楽的には難所もある。
私はフルトヴェングラーのバイロイト盤が好き。
第九鑑賞のほとんどはバイロイト盤です。
レッグが作為したとか演奏日の解釈もある。
しかしあの精神に富んだ演奏はフルトヴェングラーだけ。
やはりドイツ人の指揮者は凄い。
本丸です。
Bさん:第九って構えないで鑑賞。
演奏時間は長いけれど演奏後の充実感を味わって欲しい。
長編小説を読破した後の昂揚感・・・。
店主:クラシック音楽への門戸を第九で開いて欲しい。
2022年12月30日
最終更新日:2022-12-30