芸術とワインを語る
クラシック音楽斜陽時代。
業界をリードするカリスマは不在。
一昔前はカラヤンやバーンスタイン。
カルロス・クライバー、チェリビダッケ。
等々個性と実力を兼ね備えたスター指揮者がいた。
Dさん:当店13年以上通う常連様、知識人
店主:ヴァイオリンを習い志した、経験豊かなソムリエ
店主:私はカラヤン嫌いでした。
しかしカラヤンとバーンスタインが去ってからクラ音は魅力が欠けた。
良くも悪くも語れた、これ結構重要な要素でした。
今は優等生で金太郎飴で批判も称賛もできない。
悲しき現状でございます。
昨日、Eテレでカラヤン指揮でチャイコの6番。
そしてバーンスタインでマーラーの5番。
熱中して見ていました。
オケの違いに驚きました。
今やベルリンもウィーン フィルも人種様々、性別も。
結果、どのオケも同じ響きに感じる。
ウィーンの伝統の響きは消失です。
ベルリン フィルは豪華な響き過ぎて聴きずらい。
ある意味、傲慢にも聴こえます。
悲しい・・・。
Dさん:わかるよ。
フルトヴェングラーが愛したベルリンもウィーンも既に過去。
ある意味、N響の方が伝統の響きがあるように感じる始末。
滑稽だよ・・・。
そう言えばさ、先日購入した銀ジャケのカベソー。
あれ旨かった。
果実の密度と存在感ある酸味。
南フランスとしては単調ではないね。
店主:ありがとうございます。
当店常連陣も絶賛のワインです。
色調も濃く深い見た目で旨いがわかります。
太陽の恵みと大らかさを持ち素晴らしい。
価格も千円代ですから懐もやさしい。
しかも、カベルネ ソーヴィニヨン100%。
モノセパージュですから勉強にもなります。
そしてカベソー主体のイタリア。
ラッツィオ、メルローを少量。
見事な旨さで驚嘆。
さすがはリカルド コタレッラ。
高額ワインもお手頃系も満足度が高い。
熟して質感のある果実味。
ググと果実の厚みを感じます。
そして旨味を顕著に感じる質の高い味わい。
この価格でこの味わいは納得。
私的評価:92点
【判断基準】
95点以上:芸術的
91〜94点:最高に旨い
88点〜90点:良いワイン
87点以下:・・・・・
あくまでも当店評価です。
そして・・・。
高額帯でモンテプルチアーノ。
ソレミディオもあります。
はじめにテルツォーロを買って頂き。
そしてソレミディオがいいと思います。
明日と明後日は連休
2021年5月17日
最終更新日:2021-05-17