ショスタコと南アワイン
ソ連の偉大な作曲家。
苦難から不死鳥の如く蘇った男。
それでは語りましょう。
Gさん:ピアノを弾くのがご趣味
店主:ヴァイオリンを習い志した、経験豊かなソムリエ
店主:ショスタコーヴィチの第5番。
ゲルギエフで鑑賞・・・。
マリンスキー劇場管弦楽団。
やはりいいです。
ベートーヴェンの方程式。
苦難から歓喜へ・・・。
彼自身も当時の立場は危険でした。
そんな立場から脱却した・・・。
Gさん:スターリン下のソ連は恐ろしい。
物凄い数の人が濡れ衣で殺された。
あんな時代や体制は恐怖だよね・・・。
だからショスタコーヴィチの作品にも反映。
芸術は体制を映す鏡だよ。
店主:考えると初演をしたムラヴィンスキー。
彼はあの体制下でも活躍。
近い親戚の女性は古参の幹部らしい。
でもムラヴィンスキーはそのコネは利用しなかった。
まあ、所謂、忖度はあったかもしれない。
レニングラード・フィルの精密さは凄い。
もうあのアンサンブルは今後生まれない。
そう言えばカラヤンがショスタコーヴィチの前で指揮。
交響曲第10番、これは名演です。
1966年、モスクワでのライブ録音。
アンチ・カラヤンの私でも身震い致します。
全部の力を出し切った演奏でこれぞ芸術。
ワインはアイディアの宝庫・・・。
南アが素晴らしい。
ピノ タージュはピノ ノワール×サンソー。
★ アタラクシア セレニティ
ピノ ノワール サンソー ピノ タージュ
当店販売価格¥4490(税込)
親子品種の関係になります。
甘みを伴うやさしい果実味。
輪郭は、はっきりしており中域も豊か。
スパイシーなニュアンスで余韻も長い。
これぞ最高の作品です。
私がこのワインを選択したのは素直。
テロワールを忠実に表現しています。
Gさん:わかるね〜。
やはり極めるべきはテロワール。
ワインの優位性はそこにあります。
安価なワインにはあまり感じないテロワール。
価格が上がれば素直にテロワールが現れる。
今日はショスタコとワインだな・・・。
2020年10月31日
最終更新日:2020-10-31