当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から素敵なマリアージュをご紹介致します。
トン コープマン。
パイプオルガン奏者、指揮者、音楽学者。
私は彼のパイプオルガンの演奏をコンサートで聴いた。
腰の低い演奏家で独自の世界を醸す。
世界的権威の音楽家です・・・。
機会があれば聴いて頂きたい・・・・。
そんな彼の指揮者の一面。
オール・モーツァルトだ。
珍しく短調の作品です。
古典派の時代はパトロンに認めてもらう作品。
ですから明るい作品が多いのが特徴です。
ハイドンがエステルハージ家に使えたのは有名。
それを芸術家として独立したのはベートーヴェンだ。
(ベートーヴェンでさえ完全に独立は出来なかった)
★ 交響曲第40番 ト短調 K550
NHK交響楽団
モーツァルトはケッヘル500番代以上は神の域。
特に最後3つの交響曲は別格。
音楽学者だけはあり初めての版でした。
特に終楽章は興味深かった・・・・・。
★ レクイエム ニ短調 K626
そして最後の作品。
しかも未完のレクイエム・・・。
弟子のジュースマイヤーが補筆し完成。
コープマン曰く、合作の色合いが濃い。
ただし、モーツァルトのスケッチが多くまた指示もあった。
ですから補筆は素晴らしく流れも素直。
私はカール・ベーム盤を愛聴しています。
あの時代とは随分解釈が違い興味深かった。
今回はライナー・キュッヒルがゲスト・コンマス。
ですから響きも格調高かかった・・・。
ライナー・キュッヒルは元ウィーン・フィル。
歴代コンマスの中でも凄腕である・・・。
ボスコフスキーやゲルハルト・ヘッツェル。
前者はニューイヤー・コンサートで活躍。
後者は、あのカール・ベームに信頼された。
ワインは選びに迷いはない。
四六時中ワインを考えているからだ。
即決・・・・。即決だ。
★ 2012 シャトー トロロン モンド
サンテミリオン 第1特別B
当店販売価格¥18,700(税込)
実力、人気を備えている。
機運上昇INGのトロロン モンド。
2006年の格付け見直しで昇格・・・。
年末年始に頂きたいね。
2019年12月17
最終更新日:2019-12-17