この季節・・・。
ブルゴーニュとブラームスが恋しくなる。
ピノ ノワールの聖地ブルゴーニュ。
堅実な作品を創作するブラームス。
大いに語りましょう・・・。
Gさん:当店通い歴10年以上、1級建築士
店主:ヴァイオリンを習い志す、経験豊かなソムリエ
店主:待っていた季節の到来。
最高のピノが最高においしく感じますね。
同じくブラームスも哀愁をグンと帯びます。
最高の作曲家が人生を費やした作品。
交響曲第1番 ハ短調・・・。
私の心の友であり研究材料です。
天才が約20年の歳月を掛けて創作・・・。
彼はベートーヴェン以後の交響曲に挑戦。
最高峰の山を前に大いに悩む・・・・。
その山は聖霊山ですからね・・・。
Gさん:あのブラームスにして中々登山をしなかった訳だ。
構想に構想を重ね経験に経験を積みようやく挑戦。
ピノさん的にはその登山は成功だったと思う?
店主:成功というより継承なのかもしれません。
成功というと同列な気がします。
しかし古典派のベートーヴェンと後期ロマン派のブラームス。
ベートーヴェンは自画像の時代。
一方、ブラームスは白黒の写真が現存する時代。
まるっきり世の中が違います。
勿論、鉄道もあるし蒸気船もあり世界が縮小された時代。
作曲の進化は如実でオケの編成も違います。
また職業指揮者も登場していました。
例えばハンス・フォン・ビューローですね。
今回はブルノ・ワルター指揮がお勧めです。
ワルターと手兵コロンビア交響楽団。
ワルターはユダヤ系で才能ある指揮者です。
彼の人生は起伏が激しい・・・。
その人生が晩年のワルターに注入されています。
【ブルーノ ワルター書籍】
Gさん:ワインはモレ サン ドニかな。
華やかさはないけれど大地や土のニュアンス。
まさにヴィニュロンが造るワインだね。
その素朴さがいい・・・。
店主:レミ スガンですが、実は造っているのはお隣のF・マニャン。
彼は健康が優れない隣人から畑を購入しました。
マニャンは父も偉大なヴィニュロンですね。
息子は洗練されたワインを造ります。
モレらしい素朴さと現代風の味わいを感じる。
やはり才能があるのだと思います。
そして田舎のブルゴーニュですがビジネスセンスもある。
今後が期待出来ます・・・。
HPをご覧くださりありがとうございます。
ご来店をお待ちしております。
2019年11月26日
最終更新日:2019-11-26