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対談:バッハとバローロ

対談:バッハとバローロ



宗教曲とワインのマリアージュ。

深い洞察力と経験が求められる。

そんなマリアージュの研究結果をご紹介致します。






Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。

店主:ヴァイオリンを習い志した。経験豊かなソムリエ。




店主:やはりJ.Sバッハは原点です。

マタイ受難曲は素晴らしいです。

私はカール・リヒターで良く聴きました。

もしくは、フルトヴェングラーです。

1954年4月のウィーンでのライブ録音。

フルトヴェングラー最晩年です。

Aさん:日本人には理解しづらい作品ですよね。

宗教曲は・・・。

店主:ですから概要を知り対訳を用意する。

これが基本ですよね。

例えば受難の場面場面をイメージして鑑賞。

劇的です・・・・。

最後の晩餐でのテノールは極美的。


フルトヴェングラー晩年の演奏で歌手陣が凄い。

福音史家にアントン・デルモータ。

そしてイエスにフィーシャー・ディスカウ。

Aさん:ディスカウは日本で大人気でした。

私も来日した折、リサイタルに行きました。

シューベルトの冬の旅。素晴らしかった。

店主:うらやましいです。

あの切なく浪々とした声質は感激です。

そしてマタイは演奏時間が長い。

しかしその分達成感とも言える感動は凄い。

ヨハネ受難曲と共に音楽遺産だと思います。

やはりワインも神秘的で孤高なワイン。

やはりイタリアのバローロがいい。

私はマタイ受難曲はバローロと確信しています。



★ 2010 バローロ アルボリーナ

  レナート コリーノ

  当店販売価格¥10960(税込)



エリオ・アルターレに薫陶を得たのは幸運・・・。

香り高いラ・モッラのバローロで親しみやすい。

ですから初バローロ、、、何て方にもお勧め。

香りに乾き的ニュアンスを感じます。

ドライフラワーや皮のニュアンス。

特徴的な野ばらの美しい香りが魅惑的。

また美しい酸が印象的で果実も生命感がある。

余韻に漢方薬も感じます・・・・。



孤高のマリアージュでした。

一度バローロを飲んで下さい。

詳しくは当店ソムリエにお尋ね下さい。



2019年10月28日

最終更新日:2019-10-28