芸術を愛する私。
特にクラシック音楽を愛している。
ヴァイオリンが突如出現し花形となった。
先祖の楽器の説は様々ある・・・。
ヴァイオリニストと銘器の組み合わせ。
それが聴き手の楽しみである。
因みに私のヴァイオリンはヴィヨーム。
有名なJBヴィヨームの弟ニコラ作です。
私の稚拙さをカバーしてくれる銘器。
昨日、私の手元に届いた音源。
パガニーニの直系ヴァイオリニスト。
ジノ・フランチェスカッティである。
彼はストラディヴァリウスのハートを所有。
それ以前はセラフィンであった。
セラフィンは私のヴァイオリンの先生も所有しており
ニスに独自の風合いを感じる初めて見る銘器でした。
通称、ハートはロンドンの楽器商ハートが由来。
因みにヒル商会も楽器商として有名・・・。
数々のオールドを扱い歴史的なヴァイオリンの権威。
フランチェスカッティはストラドと相性抜群。
グァルネリ・デル・ジェスは野生味ある。
しかし最高のストラドは天使の音色。
その音色とフランス随一のテクニックで圧倒。
私はワルター指揮でベートーヴェンの協奏曲を中学生の時に聴いた。
あまりの優美さに虜となった。
そんな経緯があり今回の全集は楽しみであった。
戦前中後の演奏が収録されている。
意外と演奏スタイルに大きな変化があった。
また甘美故にラロのスペイン交響曲は物足りなかった。
しかしやはりパガニーニやベートーヴェン。
ブラームス等々のコンチェルトは秀品であった。
★ ジノ フランチェスカッティの芸術
おすすめ度:★★★★★
2019年10月10日
最終更新日:2019-10-10