Hさん:10年以上の常連様
店主:ヴァイオリンを習い志した
店主:今朝、久しぶりにラジオでアンセルメを聴いた。
日曜日は出勤時にFMの名演奏ライブラリーを聴きます。
熱中しながら鑑賞です。
本日はエルネスト・アンセルメでした。
Hさん:懐かしいね。
私達の世代では・・・。
彼は元々数学者だったと思う。
長寿な人で録音もたくさんあるね。
店主:ですから中学生の時はお世話になりました。
アンセルメとスイス・ロマンド管弦楽団。
ビゼーのアルルの女やカルメン。
好きでした・・・・。
アンセルメは懐かしい響きを醸す。
ですから胸に迫ります。
そして今朝はストラヴィンスキーの火の鳥。
これが素晴らしかった。
オケはニュー・フィルハーモニア管弦楽団。
アンセルメ85歳!!
ストラヴィンスキーは天才ですから・・・。
カメレオン作曲家と言われますが・・・。
それだけ器用にスタイルを変えた。
傑作を続々に創作し枯れる事がなかった。
そんなイメージです・・・。
Hさん:でもあの時代の作曲家は迷っていた。
形式重視かそれを打破するのかと・・・。
フルトヴェングラーも作品を残している。
完全にベートーヴェン、ブラームスの流れを踏襲。
少し時代が戻ったと思ってしまうね。
店主:だから指揮者としては大成したけれど作品はあまり演奏されない。
それはブルーノ・ワルターもそうです。
最近、クラシック音楽は斜陽です。
気軽に聴ける環境になり皮肉にも
余計にクラシック音楽離れが加速している。
これは悲しい・・・。
クラシック音楽は作品の時代背景。
そして作曲家の置かれた立場などを知る。
すると不思議に興味が湧きます。
今夜はアンセルメのLPを探して鑑賞だな。
2019年10月6日
最終更新日:2019-10-06