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対談:ベートーヴェンから脱線

対談:ベートーヴェンから脱線



Aさん:古典派を愛する紳士。

店主:ワインとクラシック音楽に貪欲。






店主:常に第9は鑑賞しています。

ほとんどフルトヴェングラー指揮ばかりですが・・・。

最近は第1楽章はテンポが速い。

楽譜通りではあるのだが・・・・。

Aさん:あの当時の演奏はゆっくりだね。

トスカニーニを除くとさ!!

店主:しかし・・・。

初めて鑑賞する人は難解に聴こえる。

頭の中で理解できないと思います。

チェリビダッケがホールの残響を考慮してテンポを考えるべきと語っていた。

でもこの考えはフルトヴェングラーから教えてもらったとも回想。

改めて鑑賞すると第1楽章のトレモロからゾクゾクする。

期待感を演出しながら問いを感じます。

Aさん:第9の作曲時は完全に難聴ですよね。

初演時もベートーヴェンは聴衆の拍手すら感じ取れなかった。

耳が不自由ですから内観的な作品になる。

店主:ドイツでは時代の節目の時は第9が演奏される。

ベルリンの壁崩壊の時もそうでした。

アメリカ人のバーンスタインが指揮。

それも興味深かったですし素晴らしかった。

Aさん:来年はベートーヴェンの生誕250年周年。

TVとかラジオで盛り上がりますね。

店主:クラシック音楽の普及に繋がればと思います。

しかし日本は冷めやすいですからね。

ベートーヴェンの偉業を正確に伝えて欲しいです。

彼の伝記を何度も読んだ私としては・・・・。

Aさん:今宵はオーパス・ワンにミサ・ソレムニスでも鑑賞だ。

店主:オーパス・ワンは作品番号1ですからね・・・。

ベートーヴェンの作品は全てオーパス表記ですからね。

因みにモーツァルトはケッヘルです・・・。

ケッヘルは伝記も発売されています。

彼の努力でモーツァルトの作品は整理されました。

偉大な人物げケッヘルです。



2019年7月16日

最終更新日:2019-07-16