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対談:クラシック音楽過去未来

対談:クラシック音楽過去未来



Aさん:ワインとクラシック音楽の辞典

店主:資金があればコンサート漬けを希望






店主:ついに大御所が引退します。

ベルナルド・ハインティンクです。

度々来日され名演を聴かせてくれた。

静かな中に熱きものを持つ指揮者。

Aさん:意外とレパートリーも広く。

アムステル・コンセルトヘボウ管弦楽団で長期政権を築いた。

彼はオランダ人ですからね・・・。

店主:現在はロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団となりました。

最近はイタリア男のガッティの疑惑で騒がれました。

流石に王立になって、まずいでしょ。

直ぐにシェフが変わりました。

ガッティもなかなかいい指揮していたので残念です。

ハインティンクは後期ロマン派が素晴らしい。

ロンドン・フィルと来日しブラ1を指揮。

第二楽章のヴァイオリンのソロは凄かった。

終楽章、コーダはとても熱していた。

また、パーセルのメアリー女王の為の葬送音楽。

これは初体験でした・・・。

短い作品でしたが厳かに響く旋律で秀品でした。

ハインティンクは選曲の才能もあります。

プログラムは考慮されています。

Aさん:そして極めつけはマーラーの復活。

この大作を美しくまとめた。

加減が難しい作品・・・。

派手に演出すると下品になるからね。

店主:そうそう・・・。

マーラーの作品に接したのは中学生でした。

バーンスタイン指揮でNHKで放映していた。

あの時は支離滅裂で難しい。

病んだ作品と感じた。

しかし・・・。

今はとても好きな作品です。

ユダヤ人の苦難や現実的な死。

世紀末ウィーンの雰囲気を醸す名曲です。

さてさて今日はハインティンクをレコード鑑賞ですな。



2019年6月22日

最終更新日:2019-06-22