当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から素敵なマリアージュ
ロシア物とワイン。
何故かストラヴィンスキーとイタリアワイン。
これが不思議なマリアージュでした。
期待したパーヴォ・ヤルヴィの春の祭典。
記憶が正しければパリ管弦楽団でも演奏した。
この時もご本人はともかく私は感心しなかった。
初演したモントゥーが後に録音した演奏は薄気味悪く先時代を醸す。
おどどしく怪奇的である・・・。
パーヴォのクリーンな響きは作曲家の意図とは離れている。
やはりゲルギエフは最高の春の祭典の指揮者。
そして小澤征爾氏の春の祭典も素晴らしい。
この事は村上春樹氏と小澤氏の対談でも語られている。
春の祭典はロシアの先時代の生贄や風土を表す作品。
やはりクリーンなスタイルのパーヴォでは足らん。
今回のN響でもその短所が表れていた。
生贄の踊りはもっと熱して欲しかった。
しかも生臭くだ!!これがストラヴィンスキーの意図だ。
演奏後の拍手が結果を語っている。
久し振りに若い聴衆も多くいたのにね・・・・。
★ 天才ストラヴィンスキー作曲
春の祭典
パーヴォ・ヤルヴィ指揮
NHK交響楽団
イタリアワインは多彩。
ソムリエがいるお店で購入したい。
マルケのワイン。
土着品種のラクリマ100%。
造り手のサン ロレンツォのソール・レオーネは旨かった。
モンテプルチアーノの使い手の評を裏切らない味わい。
ではではのラクリマ。
この品種は重くなるない・・・。
そして瑞々しい香りが身上の心地良さがある。
★ パラディーゾ
サン・ロレツォ
当店販売価格¥5400(税込)
ザクロやすみれの香り。
軽やかな口当たりで爽やかさすらある。
春の祭典の熱っぽい作品に添う。
私ながら素晴らしいチョイスだ。
拍手喝采万歳、大地讃頌!!
またハーブやスパイスのニュアンスも若干感じる。
ライト〜ミディアムのボディーながら味わいもしっかりある。
イタリアはサンジョヴェやネッビオーロだと頑なな人に飲んで頂きたい。
この蒸し暑い時期に楽しめる1本です。
2019年6月10日
最終更新日:2019-06-10