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クラシック音楽の聴き方、ご指南致します。

クラシック音楽の聴き方、ご指南致します。



当店店主はワインとクラシック音楽を溺愛。

その楽しさを知って頂きたい。

ですから私がご指南致します!!





クラシック音楽で聴き所だけを鑑賞。

それは時短であり効率的です。

それでは・・・・。



グスタフ・マーラーの交響曲第6番。

その中の終楽章・・・。

素晴らしい楽章で充実した内容。

彼自身も制御出来ない湧き上がる構想。

ハンマーなど新しい響きを採用。

お勧めはラトルとベルリン・フィル最後の第6番。

本拠地で熱くなるラトルと呼応するオケ。

それ以上にマーラーの天才を魅せつける。



そしてベートーヴェンの交響曲第5番。

言いたくはないが通称、運命。

有名な動機部分だけでも興味深い。

各々の指揮者で随分違う。

現在は端的派が多い。

往年の指揮者は、これでもかと響かす。

ドイツの大大大指揮者フルトヴェングラーがお勧め。

音源は古いが一音一音に精神の富を感じる。



また彼のピアノ作品も凄い。

中でも熱情は私の好きな作品。

アシュケナージが素晴らしい力量を披露してくれる。

しかしだ!!

ピアノ・ソナタ第28番の3楽章。

ほんの2,3分ですから聴いて下さい。

ロマン・ロラン曰く「4年の間に人間が変わってしまった。」

また私の尊敬する作家、青木やよひさんは、神と向き合いながら問いと答えを探っている。

と記述されています。

まさしく東洋的には内観である。

ベートーヴェンはこの作品前後に環境の変化。

病気や長年のパトロンの死などを体験。

そして難聴は彼の心を蝕んでいる。

傑作はこの様な背景があるのだ・・・。



私のアイドル、ブラームス。

若き頃は超イケメン・・・。

晩年は大作曲家の雰囲気を讃える。

皆様は晩年のイメージが強い。

あの音楽教室の薄暗い中の肖像画の印象だ。

彼の傑作、最後のシンフォニー。

その終楽章・・・。

部分だけ聴いても充分に泣ける。

先人そ尊敬し躍動する孤高の楽章。

フルトヴェングラーの指揮が最高でしょ。



ふむふむクラシック音楽を聴くかな。



2019年5月13日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2019-05-13