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対談:メンデルスゾーン

対談:メンデルスゾーン



Aさん:地元の社長、当店常連歴10年。

ワインを飲みクラシック音楽鑑賞の教養人。

店主:ヴァイオリンを習い志した。





天才メンデルスゾーン。

彼の音楽は純粋で模範。

美しい精神を感じる作品。

後世の私達は彼の音楽で救われる。

作曲家として指揮者として・・・。

またまた絵の才能もあった万能人。

語りましょう・・・。





店主:天才ですよ。

メンデルスゾーンは・・・。

しかし早い死が残念でその損失は巨大。

Aさん:モーツァルト然り、天才は早熟だが早死。

これって何だろうね。

店主:メンデルスゾーンが16歳の時の作品、弦楽八重奏曲。

2017年5月に宮崎市で行われた音楽祭に行きました。

その時、この弦楽八重奏曲を鑑賞。

何とライナー・キュッヒルとミーシャ・マイスキー。

彼らは何度も聴いています。

しかしキュッヒルが良かった・・・。

若くしてウィーン・フィルのコンマスに就いた実力。

それが健在でした。

Aさん:メン八は私も良く鑑賞します。

まだ10代の作品ながら非の打ち所がない。

16歳ってまだ高校生だから恐ろしいよね。

店主:メンデルスゾーンの音楽は純粋無垢。

汚れをしらない・・・。

やはり最高の環境に恵まれた。

ユダヤ人で当時は大変な側面もあったとは思う。

しかし当時の英才教育の一つイタリア旅行。

そしてコンサートも出来た邸宅。

祖父は有名な哲学者で父は才能ある銀行家。

Aさん:凄いよね。

その環境で育ったわけだ。

店主:ですから姉も才能豊かな音楽家。

しかし当時、女性の社会進出が難しい時代。

その才能は密かに開花・・・。

メンデルスゾーンは先人を尊敬し研究していた。

バッハ、シューベルト・・・。

バッハが今日、音楽の父よ呼ばれるのは彼のお蔭。

シューベルトのザ・グレートを鑑賞できるのも彼の成果。

人気の作品ですからザ・グレートが埋没していたら指揮者も困る。

Aさん:そうしたらフルトヴェングラーの名演も生まれなかった。

今日は貴重な話が出来て最高。

家でメンコンでも鑑賞します。

店主:フルトヴェングラー指揮でメニューインのVnがお勧めです。



2019年5月4日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2019-05-04