トップ > Pick up > 対談:クラシック音楽の名演!!

対談:クラシック音楽の名演!!

対談:クラシック音楽の名演!!



Gさん:クラシックとワイン愛好家。

店主:ヴァイオリンを習い志した。






膨大なクラシック音楽の音源。

その蓄積の中に名演奏が多くある。

それでは語りましょう。




店主:もうクラシック音楽愛好歴は長いです。

やはり中心はフルトヴェングラーです。

先日、若い常連様にフルトヴェングラー指揮でベートーヴェンの第5番をお勧めしました。

若き青年は最後まで鑑賞してくれた・・・。

しかし難しくて録音が古いと言っていた。

確かにモノラル録音は聴きづらいと思う。

しかし、ドイツの魂フルトヴェングラーは聴くべきです。

Gさん:でしたらサイモン・ラトルとか勧めればよかった。

彼はモダンな演奏スタイルですしね。

バーミンガム市交響楽団との演奏は凄い。

マーラーは得意だよね・・・。

店主:そう、来日した時にコンサート行きました。

その熱量たるやマグマのようでした・・・。

あの熱量を持ちベルリン・フィルのシェフとなった。

辣腕ぶりは引いたが安定した運営ぶりでした。

Gさん:天下に君臨するベルリン・フィルもつまらん。

せいぜいカラヤン時代までだよ・・・。

今度、音楽監督に就任した何々・・・。

もう名前も覚えていない。

店主:そうですね・・・。

期待より失望ですよ・・・。

昨日はレコードの温もりを感じました。

フルトヴェングラーの歴史的名演。

1947年5月27日のライブ録音です。

これこそゲルマン魂・・・・。

私の感性にガンガン響きます。

フルトヴェングラーはドイツを背負いました。

何だかんだ言いながらトスカニーニは逃げた。

ムッソリーニ批判をアメリカでしても自身は安全。

安全な中で批判をしても効果は薄い。

Gさん:しかもトスカニーニは自身のオケには独裁者。

噛みつき野郎です。

店主:しかし最晩年、自身の為のオケNBC交響楽団との別れは劇的。

君臨しても去るべき時はある・・・。

彼は英断を下しました。

大いなる悲しみを背負いながら・・・。

良いも悪いも人生は先が見えないから自分で道を選択しなくてはならない。

その事を思い知りました・・・。



2019年4月21日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2019-04-21