毎月、数多くの書籍を乱読する私。
タイトルから興味が沸く場合や趣味から派生して購入する場合。
また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は歴史。
★ 十字軍物語
塩野七生 著
新潮文庫
おすすめ度:★★★★★
一言:過去現在において最高文学!!
一言:あまりに素晴らしい!!
一言:塩野先生は最高の作家!!
私が敬愛する女流作家、塩野七生。
彼女の作品は、ほぼ読破しました。
特に大作「ローマ人の物語」は素晴らしい。
私が先生の作品を愛読するキッカケとなった。
速読人間の私でさえ1年を費やした。
しかも全神経をつぎ込んで・・・。
そして数年後、再読もした。
ローマ人の物語は当店の常連様にもお勧めしました。
わが友マキアヴェッリやローマ亡き後の地中海世界。
中でも、海の都の物語 ヴェネツィア共和国は何回も読み直しました。
そして昨日完読したのが十字軍物語です。
カノッサの屈辱からアヴィニョン捕囚の間が十字軍遠征となる。
海の都の物語 ヴェネツィア共和国を何度も読み返し土台になった。
塩野先生らしく人物像が描かれいました。
先生は気に入った人物に惚れ込んで描く。
それがやはり女性らしく感じます。
ローマ人の物語においてカエサルへの賛辞は強烈でした。
先生は鋭い眼力で人物を研究する。
第3回十字軍時のスルタン、サラディンを生々しく描く。
第6回の皇帝フリードリヒ2世の人間としての魅力。
また十字軍は名のある騎士団が活躍。
昨年ホテルオークラ東京での講演。
楽しみにしていたが参加できなかった。
チケットも購入したのに残念!!
今だに悔いています・・・。
2019年3月18日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
最終更新日:2019-03-18