トップ > Pick up > 普段の会話から・・・・。

普段の会話から・・・・。

普段の会話から・・・・。



当店ソムリエがお勧めする1本。

スペインのテンプラニーリョです。




Aさん:当店通い歴12年の古参。

店主:お客様第一主義をモットーに日々笑顔で研鑽。







★ 2011 リオハ レゼルヴァ

  ボデガ バレンシソ

  テンプラニーリョ100%

  スペイン リオハ アルタ

  当店販売価格¥4642(税込)



店主:親しみある果実感です。

まだとても若く魅力的です。

テンプラニーリョは熟成させると野ばらを想わせる香りで官能的になります。

特にこのリオハ・アルタは熟成向きです。

ガルナッチャ等をブレンドするタイプもあります。

しかし私はモノ・セパージュ信奉者です。

ですからテンプラニーリョ100%はお勧め。



ttttttttttttttrtrtrt.jpg



Aさん:安価なテンプラニーリョが大量に流通。

中には粗雑なワインもあります。

あっピノさんのお店では全部旨いですよ。

店主:あ、ありがとうございます。

今回はワイン専門誌でも高評価です。

私は自分自身の味覚を大切にしています。

ですから専門誌はあくまでも参考となりますが。

同品種の聖地がリオハです。

原産地呼称認定は早くに認定された。

そこからも銘醸地とわかります。

Aさん:スペインワインは多彩。

近年はカヴァの人気が凄い。

百花繚乱で選択する楽しみがある。

店主:カヴァの主要産地はカタルーニャ州です。

他にも注目産地が目白押しです。

ペネデスやプリオラート、タラゴナ。

脱線しますが・・・。

平和を愛するチェリストのカザルス。

彼はカタルーニャの出身・・・。

カタルーニャの鳥はピース、ピースと鳴くと語った。

そしてケネディー大統領の御前でチェロを弾きました。

この演奏は録音で残っており私の愛聴盤です。

では本線へ戻ります。

私はこのリオハ リゼルヴァはモダンに感じます。

ワイナリーはモダンなワインと一線を画すと言っていますが、それは飲み手の判断に委ねるべきです。

あの果実の輪郭のわかりやすさや親しみある味わい。

これは伝統あるボデガのテンプラニーリョではありません。

強いて言えば余韻の短さが気になりました。

もう少し持続して涙涙の感動劇が一味欲しかった。

しかし全体的には申し分ありません。



2019年3月9日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2019-03-09