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対談:クラシック音楽通同士の会話

対談:クラシック音楽通同士の会話



Aさん:ワインとクラシック音楽通。

店主:同上類似・・・・?





クラシック音楽の斜陽・・・。

この現実に愛好家の私は悲しい。

コンサートで学生らしい聴衆は少ない。

音楽の価値が下がった現在・・・。

若手にもクラシック音楽を体験して欲しい。

語りましょう・・・。




店主:今は気軽に音楽を楽しめます。

オーディオ、、、時代は昔・・・。

コンサートでは学生服姿を少なく感じます。

Aさん:この環境でクラシック音楽は風前の灯火。

クラシック音楽のコーナーは片隅に追いやられている。

店主:見渡せば・・・。

クラシック音楽の演奏家の環境も変わった。

オーケストラの楽しみの一つは地域色だった。

ベルリン・フィルやドレスデンなどその地域の響き。

これがワインと同じでテロワールを感じた。

しかし今や完全に消滅・・・。

これでクラシック音楽の楽しさの一つが消えた。

今やベルリン・フィルのメンバーの国籍は28ヶ国。

ベルリン人の割合というよりドイツ人の割合で半分。

これではあかんでしょう・・・・。

Aさん:ピノさんって関西人?

わかるよ・・・。

昔は国際色豊かなのは米国のオケの独壇場だった。

今の現状をフルトヴェングラーが知ったら何て言うのかね。

店主:そしてなんちゃらコンクール。

これは演奏家を均一にする金太郎飴製造機。

水準は上がったけど個性を失った。

Aさん:わかるね・・・・。

往年の演奏家は良いも悪いも色があった。

そこを聴き分ける楽しさがあった。

店主:それを念頭にコンクールを経ていない指揮者。

その模範がティーレマンです。

と言うか独墺圏内で地位を堅持しています・・・。

やはり生きている音楽はコレペティトゥーアとして従事する事で身に付く。

往年の指揮者はそうして現場体験の場数を踏んだ。

ですから演奏に生々しさが生まれた。

要するの下積経験をする。

またオペラという作品を様々な角度から携わる。

Aさん:今はクラシック音楽は違う方向に向かっている。

結果を見ればこの答えも正解かもしれない。

店主:ベートーヴェンと10回叫べば興味が持てます。

ベートーヴェン〜、ブラームス〜、バルトーク〜!!

○×■〜、*■▽〜、▲☆■〜!!



2019年2月22日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2019-02-22