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私の華麗なコンサート遍歴

私の華麗なコンサート遍歴



クラシック音楽コンサート通い実に35年。

数々のコンサートが今の私を築いた。

それは人間としての財産で土台である。

また人生観にも繋がります。




思えば・・・・。

若い頃、思春期を含め良い演奏を聴くのは肥やしになる。

セルジュ・チェリビダッケと手兵ミュンヘン・フィルの来日。

ベルリン・フィルの首席指揮者フルトヴェングラー不在の一時この穴を埋めた。

レオ・ボルヒャルトの不幸があり当時無名の青年に王座が回った。

運命とは誰にもわからないのである・・・。

しかしフルトヴェングラーの復帰と共にベルリン・フィルの指揮活動は減る。

そしてフルトヴェングラー亡き後ハイエナ男・・・。

間違えました・・・・。カラヤンさんに王座を奪われる。

しかし他への批判が多いチェリが王座に座ってもいずれオケと揉めたであろう。

世界最高のオケの王座は人間関係の調整力か圧倒的なカリスマ性が必要。

カラヤンさんは帝王・・・・。

チェリは流浪の旅へと出発するのである。

そして行き着いた先が伝統あるミュンヘン・フィル。



待ちに待ったチェリビダッケである。

一回目はブルックナーのロマンティック。

今だに残像が残っている名演。

フランス物と思ってしまう繊細な響きであった。

2回目はブラームスの交響曲大4番 ホ短調。

得意のブラ4は終楽章に鳥肌が立った。

感動のあまり演奏後は回りを徘徊してしまった。



バレンボイム来日。

東京芸術劇場でブラームスのドイツ・レクイエム。

マルティン・ルター訳の聖書から作曲された。

私が愛している作品・・・。

ヴェルディのレクイエムも華やかで素晴らしいが内面を探るブラームスのレクイエムは私好み。

フルトヴェングラーに認められたバレンボイム。

亡き妻は女流天才チェリスト・・・・。

謙虚な姿勢で作品に対峙。

その姿勢に共感した名演でした。

この長い作品を数分と感じる内容の濃さであった。



東京芸術劇場ではオイストラフのヴァイオリン。

世界的ヴァイオリニストのダヴィードの息子。

イーゴリー・オイストラフである。

ヴァイオリン・ソナタの金字塔フランク。

体格が大きい紳士でありながら表情豊か。

ロシアはオケにしてもレベルが高い。

演奏後、エスカレーターで降りながらフラフラ。

感動した演奏会でした。



鬼才ゲルギエフとマリンスキー劇場管弦楽団。

今一番人気の指揮者である。

彼は世界中のオケから指揮を依頼される。

魔術的指揮でオケを惹きつける。

そして聴衆も惹きつけるカリスマ指揮者。

作品はチャイコフスキーの第5番。

お馴染みの作品ですが演奏の完成度が高く格調高かった。

二楽章のホルンの音色はこれがロシアと言わんばかり。

雄大なロシアの自然を耳で感じました。



また私の華麗なコンサート遍歴をご紹介致します。



クラシック音楽は敬遠・・・。

一度コンサートに行って下さい。

小説を読んだ後の充実感に包まれますよ。

えっ小説を読んだ事がない・・・。

お、お、お、おやすみなさい・・・。



2019年2月12日

静岡からワインを発信ピノ ノワール

最終更新日:2019-02-12