Aさん:通い歴11年の常連様。
クラシック音楽に造詣が深い。
店主:ヴァイオリンを習い志した。
ワインとクラシック音楽好きが対面すると・・・。
話が盛り上がります・・・。
語りましょう。
店主:ワインとクラシック音楽の追及。
最初がクラシック音楽で成人後ワインの順番。
ですから圧倒的にクラシック音楽歴が長いです。
アルルの女、カルメンなどから始まり今では各種分野を鑑賞。
しかし常に脳裡にあるのはドイツ系のソナタ形式が主流。
Aさん:ドイツ音楽は基本だよね。
しかしドイツ音楽以前はイタリアが最新地であった。
ですから素晴らしい作品が多い、特にオペラは凄い。
店主:そう思います。
ウェーバーの登場そしてワーグナー・・・・。
それ以前はイタリア物が主流でしたね。
年齢を重ねると淡泊な作品を聴くようになります。
私はリヒャルト・シュトラスの4つの最後の歌に涙。
彼はドイツロマン派の金字塔です。
天才作曲家でありながら時代に翻弄された。
Aさん:あの時代の芸術家は皆翻弄された。
それは民衆含めそうです・・・・。
店主:4つの最後の歌はフルトヴェングラー指揮、フラグスタートで初演。
シュトラウスは最高の演奏家が揃った場合に演奏する事と遺言。
1950年5月22日、ロンドンで初演となりました。
このライブ録音は現存しており私も所有しています。
約70年前の音源ですから音質が少々悪い。
しかし名演の誉れ高い演奏です。
今回はあえてシュヴァルツコップにしました。
彼女の歌声はとても上品です。
シュトラウスの代表作ばらの騎士の元師夫人は適役。
Aさん:シューベルトを起源のドイツリートはシュトラウスで完結。
そう捉えるのがいいのかも。
その最後に相応しい名曲だね。
店主:ワインは豪州がいいです。
西豪州マーガレット・リヴァーは注目。
インド洋に囲まれた半島は毎年が良年と言われます。
現実ルーウィンやボエンジャーなど優ワイナリーが存在。
著名ワイナリーが進出しています・・・。
Aさん:ルーウィンのアート・シリーズは毎年購入。
わかります・・・。あの輪郭は素晴らしい。
店主:そうです、毎年買って頂いております。
そのルーウィンはモンダヴィの助言があったと聞きます。
本題のキッス チャシーですが・・・。
豪州お得意のシラーズにネッビオーロやサンジョヴェ、CSと驚き。
テンコ盛りのセパージュです。
これでもかと主役を揃えた。
しかも値段は手頃・・・。
Aさん:この価格は買いやすい。
マーガレット・リヴァーは高級ワインが多い。
その中で健闘しているね。
店主:新世界の発想は刺激に富んでいます。
2019年2月10日
静岡 藤枝市 ワイン専門店
最終更新日:2019-02-10