トップ > Pick up > カルテットとピノ ノワール

カルテットとピノ ノワール

カルテットとピノ ノワール



ワイン通でありクラシック音楽通の私。

脳裡は常にこの二つ・・・。






クラシック音楽で究極は弦楽四重奏曲。

シンプルながら奥が深い・・・。

年齢を重ねると交響曲を重く感じる。

多彩な情報量を捉えきれなくなる。




有名な四重奏団は多い。

アルバン・ベルクやジュリアード。

そして今回のスメタナ四重奏団。

血統の良い四重奏団である。



私がカルテットを究極と称したのは理由がある。

室内楽に分類される簡潔さ故に難しい。

ハイドンが発展させベートーヴェンやシューベルトに受け継がれた。

中でもドボルザークのアメリカは人気。

あの名曲、新世界を作曲後に完成。

ドボルザークは新世界アメリカに馴染めなかった。

しかしチェコ移民の町スピルヴィルで同郷人に囲まれた安心感。

そしてチェコと黒人霊歌が交わる傑作が創作された。



チリピノ・・・。

最近は実にエレガント。

あの有名な海流フンボルト海流の影響を受けるカサブランカ・ヴァレー。

その冷涼な風を受け感性あるピノが誕生する。

樽の風味を嫌い樽不使用・・・。

酸化防止剤も最小限・・・。

エレガントなピノ ノワール。

実は理念あるワインなのだ。



★ 2013 ピノ ノワール

  モンセカーノ

  チリ カサブランカ・ヴァレー

  当店販売価格¥6200(税込)



素晴らしいひと時に感謝。

究極の音楽カルテットは実に素晴らしい。



2019年1月24日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2019-01-24