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対談:クラシック音楽を語る

対談:クラシック音楽を語る



Aさん:ワインとクラシック音楽愛好家。

教養人であり当店通い歴9年。

店主:常連に囲まれたワイン屋の店主。

個性的ながら人情家・・・。




20世紀のスーパー スター音楽家。

カラヤンとバーンスタイン。

良くも悪くも対照的な二人・・・。

彼らが楽壇を去り寂しい風が吹くクラシック音楽界。

彼らを継ぐ新しいカリスマが求められる。

語りましょう・・・。




店主:バーンスタイン生誕100年。

早いです。時が経過するのは・・・。

ニューヨーク・フィルのデビューは衝撃的。

アメリカ生まれの彼はスター性を秘めていた。

指揮者としての活躍が多忙を極め作曲活動に支障。

Aさん:仕方ないよね・・・。

人気者だからさ・・・。

それでも素晴らしい作品を多く残した。

店主:ミュージカル作品も凄い。

ウエスト サイド物語・・・。

結構好きです・・・・。

バーンスタイン指揮でホセ・カレーラス。

厳しいリハーサルでカレーラスと衝突。

カレーラスの「マリア」素晴らしかった。

Aさん:バーンスタインはマーラー・ブームを造り出した。

ユダヤ人としてシンパシーを感じていた。

同じ意味でインバル・・・。

店主:10歳年長のカラヤン。

まるで土壌が違う彼ら・・・。

意外とバーンスタインの方がヨーロッパ的。

カラヤンの方が大衆的・・・。

カラヤンはフルトヴェングラーを前に己の無力を痛感。

芸術的には歯が立たない・・・。

だったら伝統音楽を破壊し大衆受けさせた。

厳しい言い方ですが案外これが正解かもしれない。

Aさん:カラヤンは芸術は手放したがマネーを手にした。

店主:誰もマネできない芸当。

魂をお金に換金・・・・。

しかし同時代に生きていた作曲家の指揮は凄い。

リヒャルト・シュトラウスなんて絶品。

しかし故郷のモーツァルトは流暢さがありません。

ある意味当時のベルリン・フィルの短所かもしれない。

Aさん:ブラームスのシンフォニーも没。

しかしドイツ・レクイエムは上手です。

やはり得意不得意の差が激しい・・・。

店主:悪口を含めそれがスター!!

やはり二大巨頭が去りクラシック音楽は斜陽。

悲しい事態に陥っています。

元気だせ、我がクラシック音楽。

モーツァルト、ベートーヴェンよ復活だ!!



2018年12月23日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2018-12-23