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対談:クラシック音楽は永遠

対談:クラシック音楽は永遠

芸術を理解するのは大人の嗜み。





Fさん:ワイン、歴史マニア。

当店通い歴10年。

店主:ヴァイオリンを習い志す。

今は小さなワイン屋のゴッド。






これから起こる事態を予見か!!

カール・オルフのカルミナ・ブラーナ。

フォルトゥナの悪意か心変わりか・・・。

世界大戦前の混沌とした背景・・・。

時代は良きも悪きも進むのである。

それは時に残酷ですらある。




店主:オルフは軍人の家系です。

ですから戦争やその雰囲気に対して敏感でした。

結果・・・。

名曲カルミナ・ブラーナが完成。

カルミナ・ブラーナ自体は元々あります。

しかしそれを劇的な作品に仕上げました。

Fさん:衝撃的な始りですよね。

インパクトがある・・・・。

店主:パーヴォ・ヤルヴィ指揮N響。

素晴らしかった・・・。

しかし若き小澤 征爾指揮、ベルリン・フィルはもっと凄い。

若き小澤が世界NO1オケ相手にタクトを振る。

私はこの演奏に心底感動した。

そして後年、ラトル指揮、同オケのCDを購入。

あまりに味じ付けが不自然でした。

この時期のベルリン・フィルはあまり好きではありません。

Fさん:小澤さんは恵まれた人物。

才能ある先輩に薫陶を得た・・・。

カラヤンにバーンスタイン・・・。

好かれるのは彼の長所ですね。

店主:私もそう思います。

話は戻りますが・・・。

オルフはドビュッシーから影響を受けた。

ドビュッシーから影響を受けた作曲は多い。

彼が20世紀の音楽の潮流を造ったと言ってもいい。

ソナタ形式からの解放・・・。

堰を切った様に多様化した。

譜面と言うパレットに色彩豊かな音符。

ドイツ系作品にはない斬新さは驚嘆です。

Fさん:オルフは悲しいかな・・・。

あまりにカルミナ・ブラーナが有名で他が紹介されない。

店主:パーヴォ・ヤルヴィはそれ以外を演奏した。

ガンガンにドビュッシーに影響された作品でした。

躍る牧神・・・。

確か日本初演、しかし模倣の域。

研究材料としては興味があります。

Fさん:困るな・・・。

ピノさんはクラシック音楽=研究だからな〜。

店主:同時に楽しんでいます。

ワインもクラシック音楽も深く知って価値がわかる。

これです・・・。



2018年12月21日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店


最終更新日:2018-12-21