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対談:ドビュッシーとナパ・ヴァレー

対談:ドビュッシーとナパ・ヴァレー



Aさん:ワインとクラシックに造詣が深い教養人。

店主:幼少期からヴァイオリンを習い志す。

愛器は1850年製ニコラ・ヴィヨーム。

百戦錬磨のソムリエ。




Aさん:サイトウ・キネン・オーケストラ。

秋山和喜慶指揮聴きました?

店主:セイジ・オザワ松本フェスティバルですね

N響の懐かしい面々を見るのが楽しみです。

元気でいるのかなって。

Aさん:わかりますその気持ち。

店主:コンマスだった山口祐之さん。

第2ヴァイオリンでお元気そうでした。

少しふっくらとされて・・・。

チェロの木越洋さん・・・。

髪を束ねて相変わらずダンディーでした。

Aさん:指揮の秋山さんも上品。

店主:ドビュッシーの牧神の午後への前奏曲。

美しく官能的でした・・・・。

あんな風に指揮できるのは日本では秋山氏くらいでしょうか。

Aさん:牧神とワインは共鳴するでしょ。

店主:ずばり、そうです。

感性ある作品と理念あるワイン。

それは相乗効果があります。

ナパ最北のカリストガのSB。

最高ですよ・・・。

セオリーですと冷涼なカーネロスと言うんでしょうけど。

Aさん:かもしれません。

ただ面白い産地ですよね。

店主:造り手のコクレルのSBは素晴らしいです。

叫びたい程に素晴らしい・・・。

ステンレスタンクで醗酵熟成タイプと仏樽で醗酵熟成タイプとあります。

Aさん:比べて飲むと理解しやすいね。

店主:勿論です。

私はこの時期はストレートな前者に軍配を上げます。

まあ、好みの問題です・・・。

Aさん:SBってやはり爽やかさが身上。

ですから牧神とは合いそうです。

店主:そうです・・・。

最強なマリアージュです。



2018年10月22日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2018-10-22