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名曲鑑賞散歩

名曲鑑賞散歩



当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。

そんな私から・・・。




遺跡や名所、名園を散策し楽しむ。

古地図片手に休憩はお茶とお団子だ。

横を見れば、八ちゃん・・・。

オイラは江戸っ子、その感じだ!!

同じ様にクラシック音楽を散策・・・。

難しい事は何もありません・・・。

フーガやソナタ形式何て後で勉強すればいい。

あなたの心で素直に鑑賞・・・。

それが名曲散策の楽しみ方です。

道案内は私が致します。

左右確認し安全安全・・・。

視界良好、ご気分如何・・・!!



名曲中の名曲。

それがチャイコフスキー最後のシンフォニーです。

あまりに有名で最近はあまり鑑賞しなかった。

しかし改めて鑑賞するとやはり凄すぎた・・・。

ベートーヴェンにより確立された方程式。

苦難から歓喜へ・・・。

この作品は歓喜ではなく無の境地。

無なのか死なのか聴き手の判断である。

私の場合は時と場合や心境で都合よく解釈します。

初演後の謎の死・・・。

この死が更に作品へ印象深さを与える・・・。



郷土の料理に郷土のワイン。

これが素直な合わせ方。

クラシック音楽も同じである。

チャイコフスキーの作品はロシアの指揮者とオケ。

ですからムラヴィンスキーに手兵レニングラード・フィル。

これは素晴らしい・・・。

ムラヴィンスキーはフランスにルーツがある。

しかしその生涯は旧ソ連である。

ロシアにフランスのエスプリが効き独自のサウンド。



そして久しぶりにイーゴリー・マルケヴィッチで鑑賞。

この天才も時代に埋もれなかなか聴く機会もない。

端正な演奏で少し面白みに欠ける。

その点が埋没した理由かもしれません。



クラシック音楽もワインも同じ。

シャンボール・ミュジニーも造り手で変わる。

また同じ造り手でもヴィンテージで違う。

クラシック音楽も同じである。

同じ作品でも指揮者が違えば響きは変わる。

また同じ指揮者でも演奏日で随分違う。

その辺りに面白さがあるのである。

名曲を改めて鑑賞・・・。

また新たな発見が見つかりました。



2018年9月20日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2018-09-20