当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私から素敵なマリアージュをご紹介。
ブラームス偏愛の私。
特に4つのシンフォニーは大好物。
20年以上の歳月をかけた第1番。
評論家を意識したと言われる力作です。
演奏時間も長い。
オケはこの作品を完璧に演奏して評価される。
偉大な先人ベートーヴェンの重圧。
ブラームスは越えなくてはならないと意識。
しかし聴き応えは十分にあり重要作品である。
フルトヴェングラー、ベーム、ワルターなどの名演が数多く残っています。
そして昨日鑑賞の第4番・・・。
と言ってもほぼ毎晩第1、4番は鑑賞している・・・。
清流の流れの様でその境地は別物。
バッハに学び器用に取り入れたパッサカリア。
研究熱心なブラームスは自筆譜のコレクターでもある。
数としてはたった4曲しか交響曲を残さなかった彼。
偏愛人間としてはもっと多く残して欲しかった。
しかし第4番で明確にわかる。
迷いのない作品は完成形なのだと・・・。
そしてワインはブルゴーニュ。
ホ短調の作品にACブルは共鳴する。
これは今回の発見であった。
正直、村名以上ばかり飲む私。
しかしACブルも質が格段に向上している。
中でもヴァンサン エ ソフィー モレはお勧め。
2016年は¥3564(税込)と価格はお手頃。
密度が高く結果濃厚。
黄桃、パパイヤ、りんごの蜜。
木樽のニュアンスも感じます。
酸味は穏やかで日照量が多かった2016年らしい仕上がり。
ブラームスとブルゴーニュ。
これは相性が素晴らしいと断定!!
【おすすめ音源】
ブラームス作曲
交響曲第4番 ホ短調
フルトヴェングラー指揮
ベルリン・フィル
1948年10月24日 ライブ録音
2018年8月31日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
最終更新日:2018-08-31