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対談:敬愛するドビュッシー

対談:敬愛するドビュッシー




お蔭様でワイン専門店ピノ ノワールは11年。





Aさん:当店通い歴6年、クラシック音楽通。

店主:幼少期からヴァイオリンを習い志す。経験豊かなソムリエ。





店主:私はドビュッシーが好き。

右脳を刺激する彼の作品。

素直に鑑賞する事がドビュッシーを制覇する秘訣。

個性的である意味短絡的な彼、お葬式の参列者は最終20人とベートーヴェンと比べるとあまりに寂しい。

しかし、あなたの才能は現在花開いていますよ。

久ぶりにアシュケナージ指揮、N響。

没後100年のクロード・ドビュッシーの作品を録画鑑賞。

Aさん:久々だねアシュケーナージは・・・。

彼はピアニストとして一流そして指揮活動もする。

店主:バレンボイムはじめピアニストが指揮者をするのは多い。

他の楽器でも同じです。

アーノンクールは元々ヴァイオリニストでした。

Aさん:才能ある人はやはり他分野をチャレンジするね。

店主:しかしアシュケーナージはやはりピアニスト。

指揮者としては、ある意味凡庸です。

Aさん:ドビュッシーは色彩感あるよね。

店主:色彩感と時を感じます。

牧神の午後への前奏曲、これは近代音楽の頂点。

ゆるやかに進む時間、そして情景。

端的に表している。

Aさん:交響詩「海」も凄い。

店主:日本の浮世絵に影響を受けた。

ですから何だか浮世絵的でもある。

ドビュッシーは親戚に船乗りがいて彼に憧れを抱いていた。

ですから波の表現一つも多彩。

恥ずかしながら若い頃はドビュッシーの良さは理解出来なかった。

しかし、あの描写の素晴らしさに驚いた。

絵画で言えばモネの作品に通じる。

「印象、日の出」、細かな色合いが絶妙に重なり造詣されている。

Aさん:印象派の音楽を代表するドビッシー。

やはり音楽と絵画は通じる。

店主:そもそもクラシック音楽も絵画もワインも文学もお互い刺激し合っている。

私はワイン、クラシック音楽、文学が好きなのでよくわかります。



★ ドュッシー作曲

  ピアノと管弦楽のための幻想曲



★ 牧神の午後への前奏曲



★ 交響詩 海



  アシュケナージ指揮

  NHK交響楽団

  ジャン エフラム パウゼ ピアノ

  2018年6月9日 ライブ録画



2018年8月9日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店


最終更新日:2018-08-09