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マーラーとシャンパーニュ研究

マーラーとシャンパーニュ研究




お蔭様でワイン専門店ピノ ノワールは11年。






Aさん:当店通い歴11年、ワイン、音楽を愛する教養派。

店主:幼少からヴァイオリンを習い志す。知識膨大なソムリエ。




店主:先日、マーラーの交響曲第6番をラトルとブーレーズで鑑賞。

ブーレーズは業界の大御所。

長く現代音楽はじめフランスの作品を牽引。

意外とドイツものも得意にしていた。

Aさん:だよね。

作曲家としても有名ですね。

店主:作品はけっこう難しい。

そんなブーレーズも2016年、90歳で永眠。

彼がグスタフ・マーラー・ユーゲントと来日した録音。

それと先日、演奏されたラトルとベルリン・フィル。

Aさん:本拠地で最後の指揮・・・。

演奏後、聴衆の熱気が凄かったね。

店主:あまりに作品の解釈が違った。

私的にはラトルに軍配を上げます。

彼が持つ熱量をそのままベルリン・フィルは受止めた。

さすが一流のメンバーが集合したオケ。

音質、音量の点では凄みすらあった。

ここはという箇所は迷わず一直線に向かう。

Aさん:ベルリン・フィルはそんな所がある。

信頼した指揮者では素直に一心不乱に演奏する。

逆の場合は別のオケのように反抗的になる。

店主:某指揮者がショスタコの第5番を指揮。

あの時は手抜きでしたね。

Aさん:彼はあれ以来ベルリン・フィルを指揮していない。
もうお呼びが掛からない。

店主:しかしクラシック音楽の層が薄い日本では活躍。

Aさん:彼は日本人だからね、関西人。

店主:私は一言も日本人とは言っていません。

長身です、とだけ言います。

あっそれで鑑賞しながらシャンパーニュ。

Aさん:ピノさんはクラシック音楽とシャンパーニュが多いね。

店主:素直に合います。

特にバロック音楽は合う、お互いが共鳴する。

ある意味、ルーツが同じ、王侯貴族が楽しんだ。

今回はマーラーですけど・・・。

Aさん:所謂悲劇的・・・第6番。

店主:悲劇的以上に怒りや粉砕を込めた気持ち。

彼は世紀末の重しや人種差別を粉砕したかった。

そんな気持ちを強く持つ作曲家です。



★ ザ V6 エクスペリエンス

  アンドレ・クルエ

  ピノ ノワール100%

  当店販売価格¥8,490(税込)



通常は¥10,000(税込)

ですから大変にお得です。

6年以上熟成させたキュベ。

フィネスが格段に違います。



2018年7月27日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2018-07-27