お蔭様でワイン専門店ピノ ノワールは11年。
普段の店内の会話・・・。
それは笑あり真剣ありの何気ないやり取り。
Kさん:当店通い歴8年のベテラン。
店主:幼少からヴァイオリンを習い志す。信頼厚いソムリエ。
Kさん:たまには名曲中の名曲を聴きたくなる。
無性に昔ながらの醤油ラーメンを食べたくなるのと同じ。
店主:わかります。
久し振りに定番乾麺を食べたくなります。
サッポロ一番とか・・・。
クラシック音楽ならカルメン組曲とかアルルの女。
エルネスト・アンセルメ指揮で。
Kさん:それは懐かしいね・・・。
アンセルメは木管楽器を綺麗に奏させていた。
店主:彼はスイス・ロマンドを世界的に有名にしました。
ラトルがバーミンガム市交響楽団を知らしめたように。
Kさん:長けた人物っているんだよね。
店主:ワインもたまにバルドリーノとか飲みたくなる。
それとかヴァルポリチェッラとか・・・。
Kさん:だよね・・・。
若くて金無しの時によく飲んだ。
店主:チャーミングな果実感で入門編として最適。
価格も手頃で庶民の味方。
やはり若くてあまり稼げない時はバローロは縁遠い。
Kさん:ピノさん、今は若手でも高収入の人も多いよ。
店主:センスあれば稼げる時代ですからね。
私はセンスなしの頑固おやじですが・・・。
ヴァルポリチェッラの造り手でジーメはいい。
素晴らしい感性しています。
テロワールを素直に描写します。
品種的にはコルヴィーナやロンディネッラなどです。
Kさん:ラベルもポップ調ですよね。
レストランのテーブルでは話題になる。
最近流行りのSNS映えするってな。
店主:するってな・・・。
少し冷やし気味で楽しむ。
勿論、偉大なワインではありませんが気取っていない。
地元消費ワインですね。
Kさん:みんなに飲んで欲しいワインです。
2018年7月22日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店
最終更新日:2018-07-22