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対談:未完の美しさ

対談:未完の美しさ



Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。

店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。






Aさん:未完成の作品。

どんな天才であれ生涯を閉じる・・・・。

創作途中で断念・・・。

様々な理由で未完成の作品はありますね。

店主:そうです。

モーツァルトのレクイエム。

オペラではプッチーニのトゥーランドット。

などたくさんあります。

しかし弟子や関係者が最後まで仕上げた作品もある。

まさに上記の2作品がその代表ですね。

Aさん:そうだね・・・。

しかし未完の作品も多いね。

店主:ブルックナーの交響曲第9番や有名なシューベルトのシンフォニーなどありますね・・・。

Aさん:未完の「美」を感じる。

店主:同意見です。

一口に「美」と言っても均整がとれた美しさ。

未完だからこその美しさとあります。

ブルックナーは終楽章がないから逆に美しい。

しかも前者的な「美」もあります。

そんな未完の「美」を感じるブルックナーをシューリヒト指揮、ウィーン・フィルで鑑賞しました。

ワインは気軽にアルゼンチンで合わせました。

Aさん:なんだか変わってるね。

店主:しかもシャルドネにトロンテスです。

Aさん:またまたオモロイ。

流石はピノさんだ・・・。

店主:怖れ要ります。

やはりトロンテスが効いています。

まだまだメジャーな品種ではありません。

Aさん:そう私もアルゼンチンワインで数種類だけ頂いた。

店主:根強いファンがいる繊細で美しい仕上がりになります。

深みのある名曲には意外と合うのです。

Aさん:そうですか、またまた勉強になりました。


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2018年6月11日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール

最終更新日:2018-06-10