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対談:熱く語る、クラシック音楽

対談:熱く語る、クラシック音楽



Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。

店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。






店主:先日、元ウィーン・フィルのコンマス、ライナー・キュッヒルが語っていた。

個性的な演奏家が少なくなった。

残念な事に、これは危機的だと・・。

Aさん:思います。

ですから往年の名演奏家ばかり鑑賞となる。

店主:コンクールで賞に輝いたお手本みたいな演奏家。

コンクールは金太郎飴を量産している正に優秀な工場。

指揮者ならやはりコレペティートアからの叩き上げに限る。

人間関係や作品の細部までこの下積みで研鑽。

Aさん:ベームもカラヤンもそう。

店主:最近はティーレマンが叩き上げです。

ですから彼はオペラもシンフォニーも得意。

ワーグナーの楽劇は素晴らしい。

それはコレペティートアで培ったものです。

Aさん:2015年のバイロイト音楽祭。

トリスタンとイゾルデは素晴らしかった。

店主:そうでしたね・・・。

この画期的な作品の素晴らしさを素直に表現していた。

Aさん:画期的と言えば幻想交響曲だね。

店主:そうですね、標題といい新しい楽器を導入。

しかしそれはベートーヴェンという先駆者がいてこそ。

第9はやはり後世の様々な芸術家に影響を与えた。

Aさん:ベルリオーズ、リスト、ワーグナー。

そしてブラームスなど名前を上げたら切がない。

店主:そういう意味でもやはり彼は素晴らしい。

芸術を為政者に認めさせたのもベートーヴェン。

Aさん:やはり作品は他に影響させる。

それが評価に繋がると思う。

店主:同感です。



2018年6月4日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店

最終更新日:2018-06-04