当店店主はワインとクラシック音楽に造詣が深い。
そんな私がクラシック音楽の聴き方をご指南致します。
幼い子供に聴かす音楽。
私は家庭環境でクラシック音楽が常に身近でした。
ピアノとヴァイオリンを習い楽器としても接していた。
想えばビゼーのアルルの女組曲。
ホルストの惑星、スメタナのわが祖国。
そしてオペラも身近でした。
ヴェルディの椿姫、ウェーバーの魔弾の射手。
またドイツリートも頻繁に流れていた。
シューベルトの冬の旅、ハンス・ホッターの歌声。
リヒャルト・シュトラウスの献呈など・・・。
今考えるとこの環境は特別だったのかもしれない。
やはり、ヴィヴァルディの四季。
バッハの無伴奏ヴァイオリン。
この辺りは幼少期に接したい作品。
そして思春期はアクが強いワーグナー。
あまり傾倒するのは好ましくない。
それには彼の根本的な思想がある。
しかし楽劇など革新的作品は芸術の頂点である。
対するブラームス。
当時、本人達は不在でも対立が熾烈であった。
ワーグナーかブラームスか!!
ワーグナーは人物を含め革新的。
トリスタンとイゾルデからもわかる。
そしてベートーヴェンの流れをくむ伝統派。
それがブラームス。
ブラームスの交響曲第1番 ハ短調からもわかる。
彼の音楽は聴く程に味わい深くなる。
また聴き応えもありその感動は心の奥底から湧き上がる。
学校の音楽の授業では楽しさは理解できない。
やはり家庭で接する音楽が楽しい。
音楽が流れる環境は今想っても良かった。
2018年2月12日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
最終更新日:2018-02-12