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ショパンと1本のボルドー (焼津港、富士山7日撮影)

ショパンと1本のボルドー (焼津港、富士山7日撮影)



当店店主は幼少からヴァイオリンを習い志す。

繊細な私は人前でド緊張、また腕前はある線から越えられず。・・・。

そんな訳で現在はこだわりのワイン専門店を経営。

そんな私から・・・。






私の青春時代の憧れのヴァイオリニスト。

N響歴代のコンマスの中でも堀正文氏が好き。

ブラームスの第1番、第2楽章のソロ。

リムスキー・コルサコフのシェーラザード。

またサバリュッシュのピアノでリヒャルト・シュトラウスのヴァイオリン・ソナタは格別だった。

あの難曲を鮮やかにしかも軽々と弾いていた。



彼のヴァイオリンでショパンのノクターン第20番。

そしてワインを頂いた。

第20番は戦場のピアニストでも流れていた。



ヴァイオリンという楽器。

それは奏者の人生や性格を素直に写す。

堀氏の哀愁を感じる音色。

それは掘氏の持つ一面であろう。

コンマスとして弾いている時、背中に漂うあの感じ。

あれは哀愁だ・・・・。



そしてワイン。

私は迷わずの飲み頃ボルドーを選択。

これまた銘柄も迷わなかった。



★ 06 シャトー ベロルム トロンコワ ド ラランド

  メルロー主体にCS、CF

  当店販売価格¥3,340(税込)



実力あるクリュ・ブルジョワ。

畑の立地、そして歴史と興味が尽きない。

ワイン自体が今飲んで欲しいと語りかける。

口中に広がる繊細でふくゆかな味わい。

堀氏のVnと共鳴するのである。

2018年2月8日

静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール

最終更新日:2018-02-08