私の好きなワインとクラシック音楽の季節。
外の景色と比例するかのように魅力が増す。
年齢を重ねるとその楽しみは更に貴重です。
チャイコフスキー。
有名作曲家の割に実は謎多き人物。
彼最後のシンフォニー。
しかも初演後、死去・・・。
甘美な第一楽章と対比する終楽章。
内籠的で自身への葬送曲にも感じる。
そこには第1楽章で感じた生への執着心は感じられない。
ベートーヴェンが確立した勝利の方程式に一石を投じる。
ため息か魂が抜けたのか、静かにシンフォニーは終わる。
まるで亡くなるかのように・・・。憶測が憶測を呼ぶ。
アルチャーノの世界。
サンジョヴェーゼの魅力を最大限引き出す。
サンジョヴェーゼは幅の広い品種。
クローンは多彩で中部イタリアの華である。
アルチャーノは見事に表現する。
私は再三言っている様にモノ・セパージュ信奉者。
それはテロワールを素直に表現するからだ。
勿論、ヴィンテージもである。
★ 2011 ストラーダ アル サッソ キァンティ コラシコ
テヌータ ディ アルジャーノ
当店販売価格¥7,370(税込)
2011年の猛暑を反映。
輪郭がしっかりとしている。
いやいや構造と言っていいだろう。
煮詰めた香り、リコリス、タバコのニュアンス。
複雑さもありこれから数十年は耐えられる能力を感じます。
詳細は【クリック】2017年12月17日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
最終更新日:2017-12-17