本日、快晴。
レコードでクラシック音楽を鑑賞。
ブラームスを聴きたくなる。
私はブラームスを愛し過ぎている男。
満を持して発表されたのが交響曲第1番ハ短調。
彼は長い年月をかけて作曲、実に20年。
それ以前にレクイエム、弦楽四重奏曲。
ピアノ四重奏曲第3番、など次々に傑作を創作。
作家ロマン・ローランはベートーヴェンの充実期を称して傑作の森と呼んだ。
ブラームスも自身の傑作の森を邁進中であった。
その長い充実期、ですから満を持してとなる・・・。
ベートーヴェン以降に目立った交響曲は作曲されずにいた。当時、交響曲作曲の待望論はあったと思う。
しかしベートーヴェンの作品を越えられない恐怖が支配。
それ程、彼のシンフォニーは素晴らしかった。
皮肉な事に交響曲を創作して作曲家として認められる時代、偉大な交響曲を残したベートーヴェンは大きな壁として数々の作曲家を阻んだのだ。
しかし遂にベートーヴェンの後を継ぐ作曲家が出現。
それがブラームスであった。
交響曲第1番は評論家の為に作曲された。と言われる事がある。それだけの力作である。
ブラームス最後の交響曲である第4番と聴き比べればわかる、その違い・・・。
強固でありながら緻密な第1番。
評論家に批判される隙はない。
また偉大な先駆者ベートーヴェンを意識したであろう箇所が随所に見受けられる。
力が抜け郷愁を感じる第4番。
先人を敬い古風な様式を入れながらも進化させた。
ある意味、第4番はブラームスが目指した究極の作品なのかもしれない。
ここでおすすめ音源をご紹介。
★ ブラームス作曲
交響曲第1番 ハ短調
ヴィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィル
1947年11月17〜20、25日 録音
圧倒的な演奏。
ブラームスはこれだよ、これだ!!
一度お聴き下さい。
詳細は【クリック】2017年9月18日
静岡県 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール
最終更新日:2017-09-18