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書籍:トスカニーニ

書籍:トスカニーニ



毎月、数多くの書籍を乱読する私。

タイトルから興味が沸く場合や趣味から派生して購入する場合。

また、暇潰しに購入する場合と様々です。

そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は指揮者。




アルトゥーロ・トスカニーニ。

偉大なイタリアの指揮者。

私のように往年の演奏家が好きな人には馴染ある名前。

しかしクラシック音楽に興味が薄い人にな聞きなれない人物であろう。



★ トスカニーニ

  河出書房新社

  おすすめ度:★★★★★



1867年にパルマで生まれた。

フルトヴェングラーより19歳年長である。

父親は仕立て職人である。

フルトヴェングラーは考古学者を父に持つ。

トスカニーニとフルトヴェングラーは頻繁に比較される。

母国も素性も全く違う両者である。

ですから自ずと解釈は違うのである。

一例はベートーヴェンの第9。

あまりに演奏スタイルの違いに驚く。

勿論、この書籍で詳しく分析をされています。



トスカニーニは長寿であった。

その為に録音が多数存在する。

驚く事にリヒャルト・シュトラウス。

グスタフ・マーラー、ドビュッシーなどと同年代。

そんな彼が1957年まで生き抜いた。

ですから19世紀後半の息吹を感じられる。

その点が魅力なのかもしれない。



特質すべきは独裁を断固許さなかった姿勢。

しかし彼自身はNBC響に対し独裁的な指揮者であったように思う。

矛盾をはらんだ人格なのかもしれない。



一読みアレ!!



詳細は【クリック】2017年6月4日

静岡 藤枝市 ワイン専門店ピノ ノワール

最終更新日:2017-06-04