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恩師との会話

恩師との会話



もう師走。

光陰矢の如し・・・。



昨日。

私が車でバス停前を走行。

バスを待つ小学校の時の恩師の姿が・・・。

車を停めて一言ご挨拶。

すると恩師が「駅まで送って・・・。」

勿論快諾して恩師を車中へご案内。

もう82歳になる女性の先生。

担当科目は音楽でした。



「今からパーヴォ・ヤルヴィ指揮でシューマン。

そしてベルリン・フィルのコンマスである樫本大進さんのベートーヴェンのVnコンチェルトを聴きに行くのよ。」



シューマンは交響曲第3番。



「あなたも当日チケット買って行けば・・・。」



私はロマン派を代表するシューマンは好き。

しかし唯一、交響曲第3番は苦手なのだ。



「整理されてキッチリした演奏は面白くないね」



そうである、パーヴォ・ヤルヴィもそう・・・。

現代の指揮者もオケもあまりに綺麗に揃い面白くない。

確か、カラヤンが来日し日本のオケを指揮した時に、冒頭部の正確さを嫌ったのは有名。

尊敬するフルトヴェングラーはアインザッツは不揃い。

これが面白いのだ。



各国のオケはアジア人やら女性が加入。

悪いと言っている訳ではないがその地域の音色を楽しみたい。

ベルリン・フィルのコンマスが○○人、てつまらんね。



往年のウィーン・フィルの音色の秘訣。

それはウィーン国立音楽大学出身で昔は男性のみ。

フルトヴェングラー、ベーム、カラヤンの時代はそうだった。

ウィーン訛りの音色はとても魅力的でした。



先生を駅に送る10分程度の時間は有意義でした。



追伸、

当日券を求め電話・・・。

既に完売。

そりゃそうだ。ヤルヴィに樫本氏。

完売でうれしかった様な悲しいような心境だな。



詳細は【クリック】2016年12月1日

最終更新日:2016-12-01