Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。通称ピノさん。
Aさん:お好きなオペラは?
店主:私はウェーバーの魔弾の射手が好きです。
物語もドイツの深い森を連想させ素晴らしい。
序曲ばかり演奏されるのが寂しいです。
Aさん:華やかさには欠けるのが原因?
店主:そうですね。
ヴェルディのあのラテン系には負けますね。
Aさん:しかしワーグナーがいる。
店主:天才ワーグナーは素晴らしい。
そこはゲルマン節、長大且つ能書きが永遠続く。
Aさん:しかしジークムンデとジークリンデの愛。
これは凄い。
店主:危険な関係ですよ。
血縁関係ですからね!!
Aさん:しかしピノさんはワルキューレ好きですよね。
店主:かなりの頻度で鑑賞します。
第3幕第3場は涙が溢れます。
ヴォータンが最愛の娘ブリュンヒルデとの別れ。
しかも神性を除き炎の神ローゲで包む・・・。
エ〜ン エ〜ン!!
Aさん:ピノさん泣かないで!!
店主:ベートーヴェンのフィデリオも素晴らしい。
Aさん:序曲では改訂を繰り返す程に苦労しましたね。
店主:しかしレオノーレ第3番は完璧でしょ。
幕間に奏されると存在感があります。
Aさん:全曲は演奏頻度が低い!!
店主:そうなんです。
ベートーヴェンの置かれていた時代背景。
それを考慮するとより難しくなります。
ですから純粋にオペラとして鑑賞します。
Aさん:演奏時間もワーグナーと比べれば短いですね。
店主:そうです。
第2幕は感動的。
フロレスタンは歌手が良ければテノールの素晴らしさが鮮明になります。
ベートーヴェンの技術に思う。
Aさん:しかし主役とはいえレオノーレばかりが目立ちますね。
店主:そうですねレオノーレの喝采は凄いですからね。
詳細は【クリック】2016年12月5日
最終更新日:2016-08-12