Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。愛称ピノさん。
Aさん:今日はクラシック音楽を手頃に聴ける時代。
店主:そうですね。もっと豊かな音楽に親しんで欲しい。
しかし現在は演奏自体は優等生で面白くありません。
ですから昔の録音がお勧めです。
生のコンサートを聴いてとは強くお勧めしない。
個性ある往年の演奏家で感動して頂きたい。
集中できる環境である自宅で鑑賞、これが一番いい。
そして脇のテーブルに当店の極上ワイン。もう天国!!
Aさん:そう言えば先日、ヌヴーでシベリウスのコンチェルトを鑑賞しました。
優等生に対し、情熱的で危険な演奏でした。
店主:往年の女流ヴァイオリニストですね。そして私も彼女の入魂の演奏は好きです。
しかし、彼女の不幸な死に方に無念を感じます。
ですからVn用に編曲されたショパンの夜想曲20番。
ヌヴーが弾いた演奏に涙が溢れます。
Aさん:ティボーにしてもヌヴーにしても悲しい最後。
店主:そうですね。
私がヴァイオリンを習うきっかけはティボーが弾くモーツァルトを聴いたのも一つです。
Aさん:ピノさんがモーツァルトって珍しいですね。
店主:そうですね。
でもティボーは技術は高くないですが人間味ある音色。
彼が弾くモーツァルトは絶品です。
純粋な心を持つモーツァルトが話しかけてきます。
しかも耳元でモーツァルトが愉快に踊り回る・・・。
Aさん:彼はストラド派でしたよね。
店主:そうですね。
グァルネリだともっと力強く響きますから・・・。
Aさん:クラシック音楽談義は話が盛り上がります。
店主:お互いこれからもクラシック音楽を愛しましょう。
詳細は【クリック】2016年8月7日
最終更新日:2016-08-07