Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:ブラームスの音楽に惹かれます。
店主:日本人とは相性がいいと思います。
Aさん:何故でしょう?
店主:低音部からしっかり構築され美しい様式。
そして北ドイツ出身らしい哀愁、所謂ブラームス節。
何よりも聴き応え十分の力作揃い。
Aさん:なんだかわかる気がする。
店主:偉大な先輩を意識した力作。
Aさん:先輩とは?
店主:あの男です。
ルートヴィヒ ヴァン ベートーヴェン。
この傑作揃いの交響曲を前に苦悶した。
交響曲第1番の完成までの時間はあまりに長い。
評論家の為に書いたと言われる程すみずみまで音符。
五線紙という水槽にオタマジャクシが沢山、しかも活力がある。
楽譜を見ているでけで涙が溢れる。
ヨハネスは苦悩したんだとね・・・。
Aさん:そこまで思うなんてよほどブラームスがお好きなんですね。
店主:三度の飯よりブラームスです。
Aさん:それは面白い言い方だ。
おすすめ音源はありますか?
店主:フルトヴェングラー指揮 ベルリン・フィル。
1953年5月18日のライブ録音。
これは素晴らしい演奏です。
フルトヴェングラーの晩年らしい富んだ解釈。
一聴きアレ!!
詳細は【クリック】2016年6月22日
最終更新日:2016-06-06