Aさん:当店常連様ワインとクラシック音楽好き。
店主:若い頃ヴァイオリンを習い志した。
Aさん:クラシック音楽で聴きやすい作品は?
店主:ロシアのチャイコススキーですかね。
Aさん:どんな作品がいいですか?
店主:交響曲第4、5、6番。
後期三部作が素晴らしいです。
Aさん:成る程・・・。
店主:中でも第4番は絶対音楽として優。
しかし彼は悩み抜いていた時期でもある。
愛する対象の悩み・・・。
社会的体裁の為に結婚はしました。
しかし、それが重荷になり入水自殺を図る。
Aさん:えっ!!
店主:しかし勿論未遂で終わりました。
そんな時に傑作は創作される。
第6番の死を前提に創作された作品とは違う。
まだまだ自分を鼓舞する躍進力がある。
そして、救いは大富豪のフォン・メック夫人からの金銭的援助が続いている。
私は第1、4楽章が好きです。
チャイコの解説によると第1楽章は宿命から逃れる事は出来ない。
終楽章は、暗い雰囲気を振り払う、しかし宿命が頭を過る。
少し、この事を頭に入れて鑑賞すると違います。
Aさん:おすすめ音源は?
店主:私には珍しいですがカラヤンです。
彼はチャイコフスキーを気に入っていたと思う。
数度録音しているから聴き比べは面白いですよ。
詳細は【クリック】2016年5月17日
最終更新日:2016-05-17