当店店主からおすすめ書籍のご案内。
毎月、数多くの書籍を乱読する私。
タイトルから興味が沸く場合や趣味から派生して購入する場合。また、暇潰しに購入する場合と様々です。
そんな乱読人間の私が、ご推薦する書籍は作曲家。
ハンガリーの天才作曲家ベーラ・バルトーク。
★ 父、バルトーク
ペーテル・バルトーク
村上泰泰裕 著
価格¥4000+税
これは大変に面白かった。乱読人間の私がそう断言する。
特に外国の書籍は訳者が重要。
わかりやすく愛情豊に訳されている。
訳者はバルトーク愛が強く結果きれいな訳となった。
息子さんの著書ですから生々しい描写。
繊細なバルトークは耳栓が必須であった。
昆虫おたくぶりの知識に天文学など知識の幅は広い。
そして生涯をかけた民謡収集。
当時は録音だけでも大変。
その音源を元に譜面にする。
これも独自の歌い方があり特別な記号で表記など苦労が絶えない。
アメリカへ亡命後も祖国を愛し続けた。
大戦後、著作料が入らずしかも病気。
そんなバルトークをみかねたクーセヴィツキー。
彼がボストン交響楽団用に作品を依頼。
あの晩年の傑作、管弦楽のための協奏曲が創作される。
対の遊びは素晴らしいでしょ。
詳細は【クリック】2016年5月8日
最終更新日:2016-05-08